マーくんパパ

悲愁物語のマーくんパパのレビュー・感想・評価

悲愁物語(1977年製作の映画)
3.8
『殺しの烙印』で干されてもなんのその全然懲りないその潔さに敬服、アッパレです。カモフラージュするような題名ギャップの憎たらしさもアッパレ。梶原一騎原作の女子ゴルフスポ根モノと思って観出す。女子プロ選手権のボードには懐かし徐阿玉や樋口久子の名前も(樋口はショットシーンも映ってた)、特訓したとはいえとても本物ゴルファーの仕草に見えないスポーツ映画あるあるの悲しさだなあと半分失笑気味で見ていると近所の主婦をひき逃げした辺りから大幅転調、大和屋竺の脚本でみるみるオカルトタッチに変貌、又やってくれたなと嬉しさ込み上げる展開。完全に主役は有名人に擦り寄る厚かましい主婦江波杏子に変わってる。流石の原田芳雄も添え物、“明日のジョー”の力石フィアンセの芸名貰ってヌードありの力演した主役ゴルファー白木葉子も映画出演はコレだけで終わったんだね。