悲愁物語の作品情報・感想・評価・動画配信

「悲愁物語」に投稿された感想・評価

梶原一騎原作のゴルフ映画を鈴木清順監督が撮るとこうなるという見本。
幻の湖を思い出した。
当時のメディアにおけるスポーツ女子選手がグラビアアイドルと変わらない作られた物という告発映画?的な側面もあるけど、登場人物の考えてる事が何がなんだかサッパリ解らない!
特に江波杏子のストーカー、ありゃなんだ?あんなの最初の時点で逮捕だろ!
でも友達とかいって近所の人連れ込んでドンチャン騒ぎ。
でも主人公、怒らない。原田芳雄は何なの?
かなりゴダール的な編集で、清順美学もあるけど、ストーリーが破綻してる。
白木葉子がやたらと脱ぐのがサービスサービス!
電線音頭踊ってたのが爆笑!清順監督も見頃食べ頃見てたのね。
ゴルファーとしての運動を画面に表せないストレスが、閑静な住宅街に鳴り響くエンジンの爆音へ。なんとなく主人公に清順自身の姿を重ねているのうな気も。
鈴木清順やっぱ最高だ。こんな監督ほかにいねえ。

日本に生まれてくれてありがとう鈴木清順。
murade

muradeの感想・評価

4.0
前半はスポコンゴルフ映画と思いきや、水着ショットのくだりとか訳分からなくて爆笑。後半近所の女に脅されドロドロしてくるんだけど話飛び過ぎてついていけない。
清順美学が炸裂してた。
とりあえず原田芳雄カッコ良い。

『全日本女子必見映画認定作品』


やっつけか!と思わずにいられない矢継ぎ早かつ全くもってセリフの聞き取れない状況説明とカット割が続く開始20分はお世辞にも観てられたもんじゃないが、我慢して20分を過ぎた辺りから徐々に清順ワールドが見え隠れ、また20分を過ぎると「あれ?オモロくなってきたな」で、また20分を過ぎると「ブッ!」と吹き出す回数も多くなり、計60分を過ぎると完全にワクワクしながら観てた。

1960年代から70年代にかけて、昭和40から50年代の戦後から高度成長期に移り変わる「ナウい」雰囲気を海外のヌーベルヴァーグ宜しく脳味噌全開ブッ飛んだ世界観を持って傑作を年毎に発表し続けた鈴木清順が、一つの時代の頂点と言っても差し支えがないだろう「殺しの烙印」発表後に、何故か10年間もの空白を経て久々作った作品ツーことで、
なんとなーくではあるが、
「あのぉ梶原一騎先生の原作があるんですがねぇ、監督、そのぉひとつ、作ってもらえませんかねぇ?」というセリフが聞こえてくるぐらい、大金を積まれて嫌々作ったたと思われる、それまで監督の作品にあった清順ぶっ飛びワールドは影を潜め、作風も近代に寄り添ったカラー主体の映画、という印象だが、
70年代初期には数々の漫画をヒットさせた上に映画界にも進出していた梶原一騎の私生活における勢いと金と暴力的な印象も見え隠れして、
作風は手塚治虫の漫画とかにもありそうなストーリーと展開ながら、その劇画チックな描写がマンガのコマをそのままカットに表している様で、
例えばブラックジャック原作を大林宣彦が映画化した「瞳の中の訪問者」は交わる様で交わらず失敗に終わった印象だが、本作に関しては鈴木清順のぶっ飛び描写とマンガ的描写の相性が完全に成功してると思う。
ラストも素晴らしい。

あと、気になるのがヒロイン役の白木葉子という人で、フィルマークスで検索してもこの映画のみの出演かつ、ネットで検索しても「あしたのジョー」のヒロインしか引っ掛からずで、そこは梶原一騎との関係性などもありつつ、
裸あり、キスシーンあり、髪の毛バッサリあり、強烈なイジメあり、の内容を引き受け、その魅力的な顔立ち含めてナニモンなのかが気になります。


スポ根系かと思いきや愛憎入り乱れて道が逸れまくる内容は正にゴルフか。

この映画に出た全主婦を全員ブン殴りたい。
スポ根からストーカー映画への急ハンドル。原田芳雄は宗方コーチ。江波杏子の般若顔。影で隠す裸体がかえってセクシー。サインの千切り。ラストはアバンギャルド。鈴木清順だもの、普通にはいくまい。
ROY

ROYの感想・評価

-
ひとりの女として幸せに生きたかった…
男たちの苛烈な欲望と女たちの恐ろしい嫉妬にはさまれて虚飾の人形が迎えた炎の破局!

■STORY
日栄レーヨンが自社のイメージモデルとして、若くて美しい女子プロゴルファーの桜庭れい子を起用。コーディネーターの田所は、雑誌「パワーゴルフ」編集長の三宅とコーチの高木の協力を得て、れい子を全日本女子プロゴルフ選手権優勝に導く。れい子は一躍スターダムにのし上がり、日栄レーヨンと専属タレント契約を結んだ。大金を手に入れたれい子は豪邸を購入し弟と同居し、近所の主婦たちの羨望の的となるが、やがて憧れは嫉妬に変わっていき…。(「allcinema」より)

■NOTES
製作も務めた梶原一騎(『巨人の星』『あしたのジョー』)による原案を、大和屋竺が脚本化し鈴木清順が監督。日活を解雇された鈴木が10年ぶりにメガホンをとった作品だったが、公開後わずか2週間足らずで打ち切りとなってしまった。

「観念的にではなく、魔女狩りの無残美を映像に定着させたい」-鈴木清順

■THOUGHTS
37分くらいに嫉妬が生まれる。

サイン用紙を切り切り。

緑顔

江波杏子さんの悪女っぷりが凄い。

赤、黄色、黒

ラスト3分ヤバすぎ
拘泥

拘泥の感想・評価

4.3
共同体というのではなく、いくつかの「あなたと私」の中においてのみ在ったはずの女が、感情なき既得権益の男とブロードキャストというグローバルと、土地というそのものとヒステリックな主婦としてそれに住まう女というローカルの、かなり前時代的な二項対立に振り回され、そしてそのそれぞれの共同体の双方からも外れて偽物の笑みを浮かべるうちに、その御し切れぬ割り切れぬものはこのカテゴライズなどを前提とするデジタルな人間社会では葬られるばかりという具合なんだけど、そんなよくできた構造などは、イカれの極みの設定演技展開何より編集がサイコーなせいでさておきたくなってしまうのである。
そんなこんなで結局最後の感想は、「バカイカれ映画だなおい」の一言となる。
杏佳

杏佳の感想・評価

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途中で見るのをやめたくなった。もちろん、映画の「出来」は悪くないんだろうな。でもこの「出来」は女性蔑視の上に成り立っているんだろうな。

桜庭れい子役の白木葉子さんの身体を見世物にしているところ、女性の「嫉妬」を狂気的に醜くしているところ、女性たちが集まるパーティーを狂乱的に見せているところ、全ての始まりには男性たちだけで練られた思惑があるところ、その男たちの思惑によって死に物狂いに努力するところ、結果的に死に追いやられていくところ、あげたらきりがない気がする。大会で優勝するシーンの前に男性たちだけが会議室のような所に集まって、小さなテレビを見るショットの後に桜庭れい子が倒れるというのも、男性によって虐げられる女性という構図が顕になっている気がする。

狂乱的パーティーが、過剰な狂乱性を帯びていることが転覆の契機になるのだろうか。主婦ってそんなに暇じゃないよね、、と現実的になるのは間違っているだろうか。

佐野周二の年をとった姿を見れたのは良かったと思う。
b

bの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

むっちゃくちゃ面白いけど面白さの質が上手く名状出来ない
後半はホラーみもある
とにかく変
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