あさの

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録のあさののレビュー・感想・評価

3.5
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」のションボリ感が可愛く見えるような、まさにリアルな地獄の黙示録、そんなドキュメントです。
ラリり続けるデニス・ホッパー、暴君であり続けるマーロン・ブランド、常に追い詰められてるコッポラ監督とそれを女神の視点で見守り続けるエレノア…幼いソフィアはさしずめ守護天使でしょうか、善も悪もない混沌とした映像が続きます。
マーティンが鏡を割るシーンを始め、俳優が役と同化する瞬間が多く収められているのも興味深いです。
完全版でない方の「地獄の黙示録」と一緒に観るべき映画だと思います。
あさの

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