ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録の作品情報・感想・評価

「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」に投稿された感想・評価

QRP

QRPの感想・評価

3.5
デニス・ホッパーとマーロン・ブランドがクソ過ぎて笑った。ホッパーは明らかにヤク中のただのヤバイ奴で、劇中での浮ついた感じは演技でもなんでもなく、ただ単にラリってそのまま出てただけだった。そのホッパーの上を行くクソオブクソのブランドは自堕落な生活で太り過ぎで、しかも太っていることを気にしているというピュアさを出してくることに腹が立ってくる!だから暗がりから出てこなかったんかい!コッポラのことを完全に舐めていて全く仕事せず、適当な即興芝居をチョロっとやっておしまい。いかにして本編終盤の意味のわからない問答が撮影されたのかがよくわかる。逆に『ゴッドファーザー』ではよくちゃんと仕事してくれたなと思った。
台風でセットが破損なんて話もあったけど、結局のところ人を苦しめるのは人なんやなと思った。ただ、コッポラもコッポラでマーティン・シーンを追い込んだり、他キャストに虎を襲わせたりとひどいことをやっていたりもする。なんにせよヤバイ奴らを遠巻きに眺めるのは楽しい。

2018年おうち2本目 BD
yadakor

yadakorの感想・評価

4.0
映画の専門家じゃないので撮影の裏には意外で興味深い点がたくさんあった
もう1つの側面として(少なくとも当時の)白人がどれだけアジアを見下しているかよくわかる
なぜ白人が世界を支配したかしばらく考えてみようと思う
コッポラは思ってたよりもデニスホッパーにキレてたし、エレノアは腹が座っていた。
マーロンは フテてましたし
デニスは あんなんだし
ご監督はじめ周囲の方々は大変だったんですねww
最強のドキュメンタリー。コッポラの発言にいちいち胸が熱くなる。マーロンブランドはあの肥満体でカーツをやって正解だったと思う。不気味だもん。
Mayashico

Mayashicoの感想・評価

4.0
本編よりアツい!

「すべてが民主化されている現代で真の独裁者たりうる職業は、たぶん映画監督だけだろう。」(フランシス・フォード・コッポラ)

でも『地獄の黙示録』の撮影における真の独裁者はマーロン・ブランドだろ。
momo

momoの感想・評価

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Apocalypse when? Apocalypse forever といった新聞の記事をみて発狂するコッポラのようすが想像できていたたまれない気持ちになった

コッポラの奥さんは自分の旦那なのに客観視しすぎて深刻な状況を面白がりすぎ
奥さんがそんなスタンスだったおかげでなんとかやり終えられたのかもしれない

映画をつくるってたいへんだ
yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
「ハート・オブ・ダークネス」を観る為に「地獄の黙示録」を観るとか、「地獄の黙示録・特別完全版」は「ハート・オブ・ダークネス」の映像特典と思うほど?その製作過程はネタの宝庫で面白い。

「ハート・オブ・ダークネス」は「地獄の黙示録」と同じような構成でジャングルに金・物質を豊富に携えて撮影に乗り込んだコッポラが狂気なトラブルに見舞われ続けて最後は発狂するという流れ。

特別完全版以降あらためて観てみると復活したシーンについて最大級にコッポラが大人げなくデスってるのが興味深い。

よくマーロン・ブランドのせいで訳わかんねえつまらんものにしたとか言われるけど、やっぱりあのぶよぶよのマーロン・ブランドだからこそカーツ大佐は成立してるし、撮影の壮大なトラブル込みでやっぱり「地獄の黙示録」は面白いと思います。
原作に忠実なニコラス・ローグのやつはそんなにですもの。

オーソン・ウェルズが「闇の奥」を作ってたら「地獄の黙示録」は無かったかもしれないし、ジョージ・ルーカスが「16㍉地獄の黙示録」を作ってたら「スター・ウォーズ」は無かったかもしれないし、やっぱり偉大な作品ですね。
映画を製作するって狂乱の行為ですからねえ。

「俺の書いた台詞、最高やろ。フフフ」と笑みを浮かべるジョン・ミリアスは不気味。
Mouki

Moukiの感想・評価

3.5
記録

すごかった。
裏側が見れてよかった。
ヴィック・モロー追悼。

このレビューはネタバレを含みます

監督の妻エレノアが「地獄の黙示録」の撮影現場を記録したフィルムをもとに構成されたメイキング・ドキュメンタリー作品。

「地獄の黙示録」がいかに難産だったのかを物語る記録映画として、貴重で面白いドキュメンタリーになっている。
元々はオーソン・ウェルズの企画としての「闇の奥」があり、その後ジョージ・ルーカスとジョン・ミリアスが舞台をベトナム戦争に翻案して企画した作品が「地獄の黙示録」の始まり。
その企画を譲り受けたコッポラだが、当初の目論見(少々の焼き直しで出来るはずだ)から、進めるうちにどんどん離れて泥沼にはまっていく過程が生々しい。
主演の交代、撮影の遅延、台風の被害、御しがたい役者陣…。しまいにはコッポラまで神経が参っていく様子が収められ、実は撮影現場が「地獄の黙示録」だったという内容は、コッポラには悪いが…ヘタをすると事実である分だけ本編より面白いかもしれないw

撮影初期に監督が「アーウィン・アレン(「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」の製作)の作品のようにしたい」と語っているところを見ると、結果としては構想と違ったものが生まれたようにも思える。
そもそも撮りながら結末の変更を考えている時点で撮影時は話として出来上がってはいないわけだが、元々あったルーカスたちの企画通りのエンタメ路線では納得できなかったというのが、作家としてのコッポラの潔癖さをうかがわせるところだし、それが故に自分の首を絞めたというのが皮肉なところ。
そこは自業自得だとしても、終盤、明らかにラリッているデニス・ホッパーや、内容を理解していないマーロン・ブランドの相手までしないといけないコッポラの疲弊ぶりは想像に難くない。

軍用ヘリの撮影中に、本当のゲリラ掃討のためにいきなり撮影現場からヘリが離れていったり、マーティン・シーンが心臓発作で倒れたりと、本当に制御できない現場だったんだろうなあ。
撮影200日のパーティーなんて祝ってる場合じゃないはずなのに、もうヤケクソだったんだろうかw
マーティン・シーンが倒れたというニュースがハリウッドの記者に漏れるかもしれないという場面で、コッポラが「もうわしゃ終わりじゃー!」と言わんばかりに当たり散らすレコーダーの声が印象的。
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