あさのさんの映画レビュー・感想・評価

あさの

あさの

映画と本と猫が好きです。

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トランス(2013年製作の映画)

3.5

観客を煙に巻く系のスタイリッシュな心理サスペンスです。
ボイル作品としては風変わり度は少し抑え目、大人の犯罪ドラマをじっくりと堪能できます。
主演三人の好演が面白く、特にロザリオ・ドーソンの声にはかな
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ベルサイユのばら(1979年製作の映画)

3.0

漫画と映画、日本とフランス、脚色と改変など、様々な不協和音を楽しめる不思議な超大作実写化作品です。
時代がかったダイジェスト感溢れる脚本により、映画とも舞台ともテレビドラマとも違う奇妙な世界観を楽しめ
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ROOM237(2012年製作の映画)

3.5

偏執的なファンによる深読み穿ち決め打ち大会を見事に捉えた、一風変わったドキュメンタリーです。
彼ら独特の笑い方や考え方、そして都市伝説が生まれる瞬間を堪能できます。
シャレのわかるキューブリックファン
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デモンズ(1985年製作の映画)

3.5

80年代のイタリアンホラーを代表する、偉大なるダリオ・アルジェント製作の偉大なるスプラッター映画です。
シンプルかつ雑な展開ながら特殊メイクや恐怖演出のセンスが抜群に面白く、メタルな音楽と相まって秀逸
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

任侠社会の哀しさと愚かさを描いた静かなバイオレンス作品です。
基本は謀略系会話劇であり、展開の面白さや俳優陣の凄みに満ちていた前二作とはまた違ったテイストで主人公の因果を描いています。
仁義なき戦いだ
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

モダンホラーな雰囲気こそ皆無ですが、ある意味意欲的な異色SFバトルアクションです。
めっちゃ思い入れのある漫画ですが、どんな実写化作品になるのか全く予想がつかなかったぶん、とても素直に楽しめました。
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

3.5

トムクル史上最も情けないトムクル、だけどやっぱりいつものトムクル無双となってしまうというトムクル印のアクションホラー大作です。
ユニバーサル・モンスターズになんとなく抱いていたモダンな雰囲気は皆無、ハ
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忍びの国(2017年製作の映画)

4.0

大野智さんの持つ独特のユルい存在感がまさにハマり役、ある意味斬新な痛快コメディアクションです。
幼稚で軟弱なジャニーズ映画かなという偏見を持ちつつ観始めたところ、予想外にエンターテインメントしててめっ
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村正(1987年製作の映画)

3.0

「ぜったい負けられない男の世界なのだ、平田弘史なのだっ、小島剛夕なのだっ、わかってくれ…」そんな声が聞こえてきそうな無常観溢れる実験アニメです。
メタファーを仕込んでいる点も実に手塚治虫らしいです。

おす(1962年製作の映画)

3.0

猫視点の語り口が面白い、軽妙かつアダルトな実験アニメです。
シンプルな暗闇の演出が逆に斬新です。

めもりい(1964年製作の映画)

3.5

思い出をテーマとしながら現代社会の可笑しさをコラージュ風に描いた実験アニメです。
手塚漫画のコマ外におけるきつい自虐ネタが好きな人には激しくオススメします。

展覧会の絵(1966年製作の映画)

4.0

和製ファンタジアを期待するアニメではありません、手塚治虫らしい風刺を効かせた大人の実験アニメです。
聴き比べてみると新しい発見があるので、冨田勲の名盤「展覧会の絵」が好きな人には激しくオススメします。

JUMPING(1984年製作の映画)

4.0

動き続ける画面から目が離せない、まさに実験アニメです。
シンプルに眺めてるだけでも楽しいのですが、ラストの涙などの解釈をぼんやり考えるのもとても面白いです。

ある街角の物語(1962年製作の映画)

4.0

斬新という言葉が実に似つかわしい、アニメ作家としての手塚治虫のセンスをめいっぱい体験できる詩情豊かな実験アニメです。
画面構成のアイデアやデザインがとにかく鮮やかで素晴らしいです。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.5

多層性が魅力の一つである、予想の斜め上系サスペンスアクションです。
アフレック・アプローチとも言うべき不思議な役作りが面白く、先の読めない展開と相まって秀逸です。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.5

生きることの孤独と喜びを描いた上質なラブファンタジーです。
美と知性を合わせ持つミステリアスなヒロインはブレイク・ライヴリーにピッタリ、突飛な設定でも自然に感情移入、彼女の未来を応援せずにはいられませ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

躍動するキアヌの肉体と作り込まれた“こちら側の世界”のディテールに思わず目を奪われる、実に洗練された復讐系瞬殺バイオレンスアクションです。
共にネオを演じたスタエルスキー監督によるキアヌの体格と存在感
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

キューブリックによって追い詰められた俳優陣による演技を超えた演技、驚異の撮影技術と連動する圧倒的な画面構成力、ある意味主演と言えるくらい神秘的な存在感を放つセット、それらが渾然一体となった至高のホラー>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.0

邦題を見て軽い気持ちで観る感じの作品ではありません、恐ろしく美しい映像とそれに溶け込むグロテスクさが強く印象に残るゴシックホラーです。
療養所の不気味な雰囲気はすごく良いですが、複雑な伏線の絡み方はや
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

計算された伏線や展開が見事、異質でありつつとっても良質な社会派スリラーです。
鹿やカビや綿やシリアルなど、とにかく差別ネタを匂わす暗喩に満ちた仕掛けが画面の隅々に配置されていて唸らされます。

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

4.0

人の革新の物語であるという意味では最も簡潔に人が描かれているかも知れない、とっても健全なガンダム映画です。
フロンティアの襲撃や殺人兵器による虐殺シーンはアニメ映画としても戦争映画としても異質な怖さが
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.0

アムロとシャアの決着という大義名分のもと、人の愚かさや哀しさと共に可能性や革新をも描き切り、しかし結果としてニュータイプの異常さが際立っているというとってもカオスなガンダム映画です。
1stやZと地続
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

パメラは不在だしデイモンの9年間はずっしりと感じしまう、されど胸躍る肉弾戦とカーチェイスは見事に健在している疾風怒濤のサスペンスアクションです。
基本は追跡者の一歩先行くボーンの攻防というパターンなの
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

史上最多の“思わずニヤリ感”が楽しめる、究極のSFファンタジーアクション胸熱超大作です。
単なるお祭り映画で終わらないところにスピルバーグ監督の映画人としての格の違いを感じます。
BTTFや○○○のテ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

衝撃という言葉が実に似つかわしい、ある意味試金石のような怒涛の“真ん中映画”です。
オマージュに満ちていた前作から思いっきり逆方向へと舵を切っており、その橋渡し的展開にはSWが“希望を託す物語”なのだ
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じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

4.5

あの個性的な原作を高畑監督独特の緻密な生活描写と心理描写、そしてそれらに裏打ちされた血肉の備わったユーモアで描き切った稀代の人情喜劇アニメです。
人間ドラマなのになんでオチのエピソードが猫なんだろうと
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

スタイリッシュなカーアクションと懐メロだけじゃないノリノリな音楽が完璧にシンクロしている、極上の純愛クライムサスペンスです。
ワイスピ的というよりはゲッタウェイ的な因果応報劇になっており、コミカルとト
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

前作に引き続き見たことないバトルシーンが満載、超絶スタイリッシュな肉弾アクションです。
シッダールタ、ネオ、そしてジョン…人智を超えた存在を演じる時にキアヌほど輝く俳優が他にいるでしょうか…そう改めて
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

侵略されゆく日常を描いた、かなり風変わりな愛のSFドラマです。
冒頭の不穏な雰囲気から「回路」のような世界観かと思いきや、世にも奇妙な物語テイストの先の見えない展開が続き、ファンであればあるほど観終わ
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.0

バブル時代特有の軽いノリが楽しい、業界青春コメディです。
クールな表情でいて軽薄なキャラという本木雅弘さんのすっとぼけた演技はバスター・キートンを彷彿とさせ、おきゃんな鈴木保奈美さん、天真爛漫な大沢健
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フック(1991年製作の映画)

4.0

スピルバーグ×児童文学という夢のような企画でありながらも監督のコメディセンスが1941以来久しぶりに前面に開花、とにかくにぎやかで楽しいファンタジー映画です。
観てて疲れる部分も多いですが、豪華俳優陣
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

この映画は面白いかって?はいそうです、最高に面白い作品です。
差別と偏見を巡る冒険をディズニー印の夢と挫折を絡めた見事なエンターテインメントへと昇華させた、驚嘆すべき傑作アニメです。
キャラクターの仕
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.5

80年代のノリそのままのリブートが見事、とってもアメリカンなSFコメディです。
そこかしこに散りばめられたGBネタと映画ネタ、そしてブロックバスターに似つかわしくないSNL魂全開のグルーブ感がとにかく
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.5

息が続く限り戦うための壮絶にして壮大、そして恐ろしく荘厳な“体験映画”です。
生命力が満ち溢れ、と同時に死や無常観をも感じ取れる音と画面がとにかく美しく、静と動を行き来する凄まじい臨場感はそのまま観る
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無限の住人(2017年製作の映画)

3.5

ぶった斬りエンタテインメントの名に恥じぬ、久しく観なかった元気いっぱいのチャンバラ活劇です。
原作はアフタヌーンで真っ先に読み、コミックスは揃え、人間椅子のイメージアルバムは今だに愛聴、10年以上前に
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アメリ(2001年製作の映画)

4.0

思わず宝箱に閉まって壁の向こうに隠しておきたくなるような、一筋縄では行かない“幸せ映画”です。
単にオシャレなだけではない世界観と語り口と美術、そして何より主人公のキャラクターが果てしなく愛らしいです
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