"家庭の危機"とクリスマスの大騒動。
ハワードは仕事にかまけすぎている父親。クリスマスイブの日に息子が欲しがっているターボマン人形を探しに大奮闘！
アーノルドシュワルツェネッガー主演コメディ。今作はアーノルドシュワルツェネッガーがコメディリリーフとしてシンプルに面白い作品でした。ターボマンという子供に大人気なスーパーヒーローの人形を手に入れるため、犯罪級の大立ち回りを演じつつ壮大な大失敗を重ねるハワードの姿は笑えるが、父親の苦悩を表した演出にほろりとさせられる。
そして本作の裏のテーマは"家庭の危機"だと感じた。父親のハワードは仕事にかまけてばかりで息子との約束を破ってばかり…そんな姿を見て妻と息子はがっかりさせられる毎日、そんな時に妻を出し抜こうとする隣人テッドの存在。全編コメディテイストだから笑えるがやってることは立派なセクハラなテッドに笑える。
ラストのターボマンのショーは無理やりながら心が暖かくなる展開…単純に自分が大好きなヒーローがもしもパパだったらと夢みたいな話。これこそ映画が与えてくれる魔法なのかもしれない。
全体的にコメディとして面白く、最後はほっこりさせられる作品でした。
