セット美術による構図主義な世界観とシュールなキャラクターたちの日常劇。
デヴィッドリンチが敬愛するジャックタチのこちらを見てみた。
まず本作はフランスのわりと上流階級の家族のクソガキと伯父さんの関係性>>続きを読む
ポンジュノらしい管理社会に逆襲するエンタメがまた歪にブラッシュアップ。
ポン・ジュノ監督作品。"パラサイト半地下の家族"ぶりの最新作がやってたので見に行ってみた。
まず本作は"スノーピアサー"と同じく>>続きを読む
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性別に囚われない解放の映画かと思いきや古典的な破滅に帰結していくアグレッシブな怪作へ。
"パリ13区"で奇抜なニュージェネレーション恋愛を見せてくれたジャックオーディアール監督の最新作が公開、2024>>続きを読む
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厳粛で地味な印象の外面とは裏腹に風刺と見応えがうまいこと融合した逸品。
2025年アカデミー賞脚色賞を受賞した本作を見に行ってみた。
まず本作はバチカンでローマ教皇が急死し後釜である次期教皇を決めるた>>続きを読む
クソガキトリオのイタズラ映画な感じからおじいちゃんと過ごしたかけがえのない夏休みへ。
相米慎二監督作品。"お引越し"と一緒に併映されてたこちらも見てみた。
まず本作は夏休みに近々死にそうなじじいを見よ>>続きを読む
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日本の底辺社会胸糞な触れ込みの皮を被った韓国バイオレンスエンタメに感化された小ものたちの修羅場劇。
城定秀夫監督作品。監督の最新作がやってたので見に行ってみた。
まず本作は生活保護受給の市役所職員が社>>続きを読む
前衛というか誰もこんな手法でやらなかったインディペンデント心霊ホラー。
なんか異様な雰囲気の予告編とポスターに釣られて見に行ってみた。
まず本作は全編真夜中の家の中で子供視点で歩き回るヘンテコホラーに>>続きを読む
眼福というか見入ってしまう長回しと美構図の連続に驚嘆し、揺れ動き暴走する小学生に振り回されるとてつもない映画体験。
相米慎二監督作品。リバイバル上映してたこちらを見に行ってみた。
まず本作は離婚寸前で>>続きを読む
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イランの社会情勢とイスラム教社会での家庭環境の社会風刺を盛り込みつつ、うまいことサスペンスへと点火させる素晴らしき手腕。
2025年アカデミー賞国際映画賞にノミネートされておりいろいろと話題な今作を見>>続きを読む
貧民層が管理社会に反抗するテーマ性を圧倒的に可視化したエンタメに昇華しつつ解放させる締めが秀逸な近未来SF。
ポン・ジュノ監督作品。そろそろ監督の最新作が公開なので同じくハリウッドで撮ったこちらを見て>>続きを読む
ゆるゆるな会話劇と現代社会に反吐を吐く阪元裕吾節全開なエモ作品。
阪元裕吾監督作品。原作は知らないけど監督の最新作がやってたので見に行ってみた。
まず本作は同名漫画を原作にし大学生のゆるい日常と社会へ>>続きを読む
旅の過程で繊細な心を持っている人々に寄り添っていく抑えたロードムービー。
2025年アカデミー賞にて助演男優賞を受賞した本作を見に行ってみた。
まず本作はジェシーアイゼンバーグの監督2作目で、ポーラン>>続きを読む
青春の乱痴気騒ぎな宙に浮いた感覚が暴走していくような危うさ。
そろそろリバイバルがある相米慎二監督のこちらを見てみた。
まず本作はクソ田舎の中学校を舞台にした青春群像劇になっており、いつのまにか台風が>>続きを読む
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不穏な空気感とショッキングなラストが秀逸だけどなにかが足りないホラー。
10年に一度のホラー映画とか吹聴されてた本作を見に行ってみた。
まず本作は連続殺人が起きている町にFBIが捜査にやってくる猟奇殺>>続きを読む
人間不在の終末ディストピア世界を冒険し放浪する動物たちのロードムービー。
2025年アカデミー賞にて長編アニメーション賞を受賞した本作を見に行ってみた。
めちゃくちゃポリゴンで特異なアニメーション"A>>続きを読む
プロットはわりと面白そうなのにやけに雑なSFアクション。
なんか小さいころに見た記憶を頼りにこちらを再見してみた。
まず本作は"インデペンデンスデイ"の一個前のエメリッヒ作品で、エジプトの遺跡で発掘さ>>続きを読む
シュールなプログレッシブメタル調ミュージカルな新約ジャンヌダルク。
なんかいろいろとぶっ飛んでると噂を聞いたこちらを見てみた。
まず本作はかの"ジャンヌダルク"が神から御告げを聞いて戦地に旅立つまでを>>続きを読む
鬱病の辛さに寄り添いつつも暖かな眼差しを伴う秀逸な長回しカメラ。
予告編などからパンチが強そうなドラマだなと思った本作を見に行ってみた。
まず本作は家庭環境や人間関係により鬱病を発生してしまった女性が>>続きを読む
韓国にいた時間と韓国を抜け出した時間を対比的に描きつつ生きづらさを啓示する作品の筈が生きづらそうにあまり見えない主人公像。
タイトルとポスターからなんか良さそうな雰囲気を感じて見に行ってみた。
まず本>>続きを読む
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豪華絢爛な美術と衣装.現代的な差別偏見からの解放が売りのファンタジーミュージカル、だがしかしなんとも納得できない細かい部分。
2025年アカデミー賞にて美術賞衣装デザイン賞を受賞、興行的にもスマッシュ>>続きを読む
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ドラッグ幻覚のジェットコースター転落劇のくせしてラストに浄化される讃美歌エンドに白眉、リンチが本当にやりたかったツインピークス詰め合わせ劇薬。
デヴィッド・リンチ監督作品。追悼企画でやってたこちら、し>>続きを読む
理不尽な圧力や現実の辛さに流されつつ移動する人々を捉えた映画なのにいかんせんシュールすぎる不可思議さ。
デヴィッドリンチがけっこう好きらしい本作、ヘルツォーク初体験だったが見てみた。
まず本作は刑務所>>続きを読む
ほとんど地味な室内会話劇なのに劇的な展開がショッキングなノワール。
デヴィッドリンチ"ツインピークス"のローラパーマーの元ネタが本作らしいと噂を聞いて見てみた。
まず本作はローラという女性が殺され刑事>>続きを読む
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コーエン兄弟っぽいアホキャラの田舎バイオレンス感がやけにリアル。
タランティーノとリューベンオストルンドがどうとか宣伝されてたこちらを見に行ってみた。
まず本作は田舎の村で殺人事件が起きて巡査が探って>>続きを読む
パレスチナ問題を取材したものより、パレスチナ人当人たちが記録したフッテージのリアルドラマのほうがいかに活きているか。
2025年アカデミー賞にて長編ドキュメンタリー賞を受賞した本作を見に行ってみた。>>続きを読む
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公序良俗に反するゴミクズか金欲人間のスラップスティックドタバタコメディの筈が、まさかまさかのしっとりエンドに涙する。
アメリカインディペンデントなショーンベイカー監督の最新作がパルムドール受賞で、20>>続きを読む
ティモシーシャラメくんの佇まいと物腰のかっこよさで満足だし、単純に時代に争うような生き方に憧れるボブディラン伝記。
2025年アカデミー賞にて主要部門にたくさんノミネートされている本作、ジェームズマン>>続きを読む
わりとベターな不条理黒人差別映画なんだけどほぼPOV演出な実験映画感が面白い。
2025年アカデミー賞で作品賞.脚色賞ノミネートということで見てみた。
まず本作は1960年代後半のアメリカを舞台にし、>>続きを読む
男2人女1人の青春恋愛ものというよりはねちっこい三角関係もの。
文芸映画っぽいけど最近男2人女1人の関係性映画にハマってるので、なんとなく見に行ってみた。
まず本作は大正時代を舞台にした青春愛憎劇にな>>続きを読む
重層化されたメタ構造と映画製作とヘンテコSFが合わさった人形劇か、謎の魅力で惹きつけ迷宮に迷い込んだような気にさせる実験怪作。
クリストーバル・レオン&ホアキン・コシーニャ監督作品。"オオカミの家"で>>続きを読む
ストップモーションでノートに書き記され流れていく奇怪な実験映画。
クリストーバル・レオン&ホアキン・コシーニャ監督作品。"ハイパーボリア人"の併映のこちらを見てみた。
久々のレオン&コシーニャ監督作品>>続きを読む
帝政ロシアから社会主義国家へと至る激動の時代に翻弄され生きた人々。
デヴィッド・リーン監督作品。午前十時の映画祭にて鑑賞、"アラビアのロレンス"の次の作品でアカデミー賞でも美術賞などを取った本作を見て>>続きを読む
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じわじわと忍び寄るような不穏な恐怖.結局本当に得体の知れないものが1番怖い。
なんかJホラー界隈でちょっと話題らしい本作を見に行ってみた。
まず本作は失踪した弟を探していくうちにいろいろと謎が謎を呼ぶ>>続きを読む
古典的な上映様式と撮影の妙で見るアメリカへ渡ったユダヤ人の栄光と破滅物語。
2024年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞や2025年ゴールデングローブ賞で作品賞などアカデミー賞で強そうな変遷が気になって見て>>続きを読む
不法移民の社会問題とかを主軸にしてるんじゃ無くてロドリゲスのめちゃくちゃ具合で突っ込んでいく体当たり系。
ロバート・ロドリゲス監督作品。"プラネットテラー"の偽予告がまさかの作品化したらしいこちらを見>>続きを読む
ガーリーでポップなビジュアルが散りばめられつつもイタくて辛い青春映画な一本。
ウェスアンダーソンのお気に入りとか宣伝されてたけど、まずポスターのポップさが良くて見に行ってみた。
まず本作はフランス女子>>続きを読む