ツクヨミさんの映画レビュー・感想・評価

ツクヨミ

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少女ムシェット(1967年製作の映画)

3.5

クソッタレな環境と境遇に反吐を吐きたい少女が転がりゆく様をあるがままな視点で描き出すブレッソンの執拗さ。
ロベール・ブレッソン監督作品。題材とビジュアルからめちゃくちゃ気になっていた本作を見てみた。
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

またもや復讐劇かと思ったら皮を被った国家反逆に至るリドスコ節。
リドリー・スコット監督作品。まさかの"グラディエーター"続編が公開、予習しつつ挑んでみた。
まず本作は"グラディエーター"の続編となって
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.9

強欲に金と権力を欲したやばすぎるキューバ政治犯トニーモンタナの栄枯盛衰。
ブライアン・デ・パルマ監督作品。午前十時の映画祭でリバイバルされてたこちらを再見してみた。
まず本作はキューバからアメリカへ政
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ルート29(2024年製作の映画)

3.4

死生観が香るスラップスティックでシュールなロードムービー。
"こちらあみ子"で鮮烈なデビューを飾った森井勇佑監督の新作がやってたので見に行ってみた。
まず本作はかなりアート寄りでシュールなロードムービ
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

ゆるバディ感は緩和されたものの無理くりさと繋ぎ感が否めないラスト。
ヴェノムシリーズ3作目がやってたので見に行ってみた。
まず本作はSUMCユニバース"ヴェノム"シリーズの最新作、前作"レットゼアビー
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エフィ・ブリースト デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

1.3

自分の愛を貫き通したゆえにやはり批判され飼い慣らされた女性の運命。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。特集"ファスビンダー傑作選"にて鑑賞、モノクロのファスビンダー作品ということで見に行っ
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.0

亡くした後に絶頂期を映し出すエモ回想劇。
ミニシアター邦画界隈で話題な本作を見に行ってみた。
まず本作は妻を亡くした夫がファーストインプレッションであるリゾートホテルを訪れて、出会いを回想する沁みった
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自由の暴力 デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

5.0

無知で無学で粗暴な男が愛するが故に騙され搾取され捨てられる、リアルに即したファスビンダーの風刺的な破滅が心を打ち砕く傑作。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。特集"ファスビンダー傑作選"に
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リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

2.7

ナチスのプロパガンダ的にヒットした歌手の愛と破滅。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。特集"ファスビンダー傑作選"にて鑑賞、けっこう予算がかけられてそうなファスビンダー作品を見てみた。
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.8

愛するが故に偏見や差別を被り社会から締め出されそうになる恋人たちのリアル。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。特集"ファスビンダー傑作選"にて鑑賞、メロドラマの傑作として高評価な本作を見に
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.9

爆発に始まり爆発に終わる、誰にも物怖じせず人生を駆け抜けた女の半生たるや。
特集"ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選"にて鑑賞、ニュージャーマンシネマの巨匠らしいファスビンダーのこちらを最初に
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.8

社会に対するヘイトと反抗を目下にした変わりゆく関係性、現代を見据えた近未来もの。
ミニシアター系で話題の本作を見に行ってみた。
まず本作は近未来を舞台にした青春映画になっており、誰にも縛られないように
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

脚本の妙でグイグイ引き込むワンシチュエーション会話劇の決定版。
そろそろリバイバルがあるシドニールメット、予習としてこちらを選んでみた。
まず本作はテレビ上がりの監督シドニールメットの処女作で、とある
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カジノ(1995年製作の映画)

4.8

巨大すぎる資本もとい権力に飲み込まれて消えたラスベガスカジノに魅了された男たちの栄枯盛衰。
マーティン・スコセッシ監督作品。午前十時の映画祭にて鑑賞、"グッドフェローズ"と同じニコラスピレッジ脚本のス
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

4.2

後期小津が香る固定ショットと構図の妙.緩やかな日常生活の一筋の苦味。
推しの配給会社クレプスキュールフィルムズさんの第6弾、めちゃくちゃスローなシネマとして宣伝されてた本作を見に行ってみた。
まず本作
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ショーン・オブ・ザ・デッド 4K(2004年製作の映画)

4.3

スリリングなゾンビパニックとコメディのバランス.日常が非日常に変わっていくストーリーラインの手際。
なんか知らんけどリバイバルされてたエドガーライト処女作を見に行ってみた。
まず本作はゾンビパンデミッ
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石がある(2022年製作の映画)

2.2

日常的というか子どもに戻ったように遊ぶ緩やかな休日.他人との距離感。
なんかポスタービジュアルや予告編から良い感じのインディーズ感を感じて見に行ってみた。
まず本作はとある女性が田舎をのんびり歩いてい
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6・メン・ゲッティング・シック(1966年製作の映画)

2.0

映画というよりアート実験映像なリンチ出発点。
デヴィッド・リンチ監督作品。リンチの初短編らしい本作を見てみた。
まず本作はデヴィッドリンチが撮った初の映像らしく"イレイザーヘッド"に繋がる要素を期待し
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アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.9

まさかの続編にして結局やってること同じなバカ世界線。
たまにはステイサムおバカ映画でも見ようとコチラをチョイスしてみた。
まず本作は"アドレナリン"の続編になっており、明らかに死んでそうだったステイサ
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キッド(1921年製作の映画)

4.0

退廃的なペシミズムな世界でユーモアと寛容さを通すチャップリンの力技。
チャールズ・チャップリン監督作品。チャップリン作品の中でもフェリーニが好きらしいこちらをチョイスしてみた。
まず本作は童話なんかで
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

4.3

圧倒的閲覧注意‼︎エログロバイオレンスアクション悪趣味コメディ。
阪元裕吾監督作品。監督の作品の中でもなんか一際目を引くタイトルとジャケットの歪感で気になって見てみた。
まず本作はお爺ちゃんとその息子
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裏窓(1954年製作の映画)

4.9

覗き見という行為が生み出す好奇心と深淵を覗き返された時に誕生する恐怖。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。ヒッチコック作品の中でもわりと名作な評価らしくデヴィッドリンチも敬愛してるらしい噂を聞いて見
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マッチ売りの少女(1928年製作の映画)

3.6

不寛容すぎる現実と幻想.夢の煌びやかさとの対比芸術。
ジャン・ルノワール監督作品。ルノワール作品の中でも40分無い短編で見やすそうだったこちらを見てみた。
まず本作はアンデルセン超有名童話"マッチ売り
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.1

王道な没落からの成り上がり劇に見えてやはりゴリゴリに対立構図なリドスコ歴史物。
リドリー・スコット監督作品。なにやら続編が公開予定な"グラディエーター"がリバイバルしてたので見に行ってみた。
まず本作
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

もはや続編というよりかは明確な悲劇を語りたいだけに見えたトッドフィリップス節。
最近話題な"ジョーカー"の続編が公開、カンヌ映画祭で公開されると瞬く間に賛否両論を巻き起こしたらしい本作を見に行ってみた
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

70年代風アメリカショー番組ファウンドフッテージホラー爆誕‼︎
なんかポスターや予告編などからもやばい雰囲気がモリモリな本作を見に行ってみた。
まず本作は1970年代のショー番組風のフェイクドキュメン
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チャイコフスキーの妻(2022年製作の映画)

3.5

狂愛を抱えたメンヘラ妻アントニーナの愛したい人生。
"インフル病みのペトロフ家"でやばい幻想を見せてくれたキリルセレブレンニコフ監督の新作がやってたので見に行ってみた。
まず本作は19世紀末のロシアを
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エストニアの聖なるカンフーマスター(2023年製作の映画)

3.9

ブラックサバスとカンフーの皮を被った歪でカオスな一途恋愛物語。
"ノベンバー"を撮ったライナルサルネの最新作がいろいろと話題で、いかにもヘンテコなタイトルが気になって見に行ってみた。
まず本作は197
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ダリオ・アルジェント PANICO(2023年製作の映画)

3.0

わりとオーソドックスな仕様ながらダリオアルジェント作品の特異さを映したドキュメンタリー。
映画作家ダリオアルジェントのドキュメンタリーということでなんとなく見に行ってみた。
まず本作は映画監督ダリオ・
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.1

ハリウッドもとい映画業界の内幕ものとして悲哀とパンチを効かせたラストに震える。
ビリー・ワイルダー監督作品。デヴィッドリンチが"マルホランドドライブ"でオマージュを捧げたほど好きだという噂を聞き見てみ
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0

日常の中に潜む恐怖とあっという間にバイオレンスな世界に引き摺り込まれるような顛末へ。
黒沢清監督作品。2025年アカデミー賞の日本代表に選ばれたみたいな噂の黒沢清新作がやってたので見に行ってみた。
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

戦場カメラマンという中立な立場で巡る地獄の戦地ロードムービー、そして非情なカメラマン誕生への旅路。
アレックス・ガーランド監督作品。A24史上最高製作費をかけた大作をアレックスガーランドが撮ったという
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.9

シリーズ史上最強で最狂な敵と流れるような展開が楽しいベビわる最新作。
阪元裕吾監督作品。"ベイビーわるきゅーれ"シリーズ最新作が公開されたので見に行ってみた。
まず本作はベイビーわるきゅーれシリーズ第
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.6

映画というものがいかに"男性的な視点"で語られてきたかを炙り出す、ニナメンケスによる映画史講義。
特集"ニナメンケスの世界"にて鑑賞、"クイーンオブダイヤモンド"と併映されてたこちらも見てみた。
まず
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

2.9

とある女性の生活をあるがまま見つめるアケルマン的ポートレイト。
特集"ニナメンケスの世界"にて鑑賞、わりと特異な映画作家らしいニナメンケスの特集上映がやってたので見に行ってみた。
まず本作はアメリカ郊
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

2.2

もはや安心感すら感じるマドンソクエンタメ最前線。
"犯罪都市"シリーズの最新作が公開、前作まで一応履修済みなので見に行ってみた。
まず本作は"犯罪都市"シリーズの第4作目になっており、拳でなんでも解決
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