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エル・シドのkazunのレビュー・感想・評価

エル・シド(1961年製作の映画)
3.5
11世紀後半のスペイン。狂信的な回教徒ベン・ユーサフはアフリカからヨーロッパ侵略の機会を窺い、ムーア人を煽動してはカスティール国周辺を脅かしていた。若き武将ロドリゴの闘いと愛の物語。

チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレンのオーラが抜きん出ています。

シメンの父親を行きがかり上殺すことになって、シメンがロドリゴに対して愛憎の中葛藤する所が1つの見せ場です。

追放されて納屋に泊まって朝、外にロドリゴを慕う兵士たちが集結してるところがちょっと意味がわからなかったです。

終盤の闘いは敵味方入り乱れてスケールが大きかったです。弓矢が胸に…!
その後のシメンとの会話でシメンが約束する、約束すると何度も言うのが胸に迫りました。

ちょっと馴染みのないお話なのでわからない所もありましたが、宗教と戦争、権力争いは普遍的なテーマだなと思いました。

一つ残念だったのが音声のバランスの悪さです。劇伴に合わせると台詞がちっとも聞こえないし台詞に合わせると劇伴でかってなります。
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