エル・シドの作品情報・感想・評価・動画配信

「エル・シド」に投稿された感想・評価

最近、ドラマ版も製作されたので比較するために再見。鎧を着ているだけで様になる男、チャールトン・ヘストン。
歴史ものの主役はやはり堂々とした体躯の華のある役者がつとめるべきである。
アンソニー・マン監督、後半、バタバタとした編集になってしまいましたが、密集戦で馬の倒れ方とか落馬のシーンとか撮るのがうまいですね。
『ベン・ハー』でも映画音楽を担当したロージャ・ミクローシュのスコアもさすが。

史実のエル・シドが反イスラム主義ではなかったので、内輪もめが続くスペイン勢とムスリム勢の関係の描き方に苦労している印象があります。
キリスト教国同士が凄惨な争いをすることを描写したくなかったのか、グラウスの戦いとか省略していたり。
まあ、でも他のスペクタクル映画『スパルタカス』などと似たような感じで、主役を聖人無双キャラに設定して物語を進めることに終始しています。
随分長い事レビュー書いてなかったけど久しぶりに再開してみよう。

11世紀頃カスティーリャ王国に実在したレコンキスタの英雄エル・シッドを描いた長編ロマン大作。この辺の歴史に疎いがなんとなく長年イスラーム系の王朝に支配されていたイベリア半島をキリスト教圏の勢力が奪回していったのは知っていたので、その程度のぼんやりした知識でも十分に楽しめた。

スタジオ・システム崩壊前夜の華々しい大作だ。ムーア人との戦争シーンはエキストラ動員数と掛かった時間と製作費を考えただけで目眩がしそうな豪華さ。
火矢や松明を逃げるムーア人に向かって投げつける演出などはどうやってやっているのか不思議だ。明らかに偽物の火じゃなくて本物らしい火のついた松明を投げているようにしか見えない。危な過ぎる。
馬上槍試合や騎馬武者同士の合戦など、およそ中世騎士物語に期待しうる全てのものを全くごまかしや衒いなしで見せてくれるのは凄い。
ヘストン演じるシッドがモーニングスターを使って戦うシーンはかなり珍しく見応えがある。映像でモーニングスターの実演を観たのは初めてかもしれない。
最初の数十分はプロローグの消化ということもあってやや退屈だが、煌びやかなカスティーリャ王家のコスチュームを見ているだけでも割と楽しい。

チャールトン・ヘストンは髭がないとアングロサクソンにしか見えないが
髭が生えた後は滅茶苦茶ハンサムなのでもうどうでもいい。エル・シドは騎士道物語では典型の勇敢な気質に加え、史実を取り混ぜつつ慈愛とヒューマニズムに溢れた、つまり現代の観客にも共感されやすい理想的ヒーローとして描かれている。やや安易に感じなくもないが、一大スペクタクルな作品に複雑な人間像は不要だろう。このキャラクター造型で間違いないと思う。そして伝説へ的なラストもまた壮絶。まるでかんかんのうだ。

ソフィア・ローレンは顔のパーツが全て大きい上に、常にバッチリ化粧をしているので美貌を通り越してなんだか怖い。喪服とベールで頭を覆っていても目立ちすぎる。こんな人修道院にいないよ!

見応えたっぷりだけどしかし長い。3時間超の映画はレビューのリハビリとは言えなかなかキツい。
つよ

つよの感想・評価

3.0
1080年のスペインはキリスト教徒vsムーア人で争ってるけどスペインの英雄ロドリゴ王は誠実な男で、宗教対立を超えてスペインの敵と戦う。
長編大作。
BS放送録画分を鑑賞

こちらも長い…
3時間…
前半退屈すぎるし。
犬

犬の感想・評価

3.6


11世紀スペインの救国の闘将エル・シドの生涯を描いた伝記ドラマ

強い男

壮大な話
アクションも良かったです

王族の問題
ムーア人、家族

ロマンスも印象的です

激動の人生
最期まで意志が固い

主演の2人の感じが素晴らしく良いです
ダオ

ダオの感想・評価

4.1
1961年にイタリアとアメリカでつくられたアンソニー・マン監督作品。ムーア人の王ベン・ユサフを迎え撃つスペインは救国の英雄エル・シド=ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバールの生涯を描いたスペクタクル大作。

チャールトン・ヘストン適役だわぁこういう無骨な男。一方で国王アルフォンソの頼りないことったらないわぁ。その対比よねぇこの映画のキモは。気の強い妻役ソフィア・ローレンも美しい、あのクチビルだけで星1個。

とはいえもっともお見事だったのはその鎧兜の美しさ! いっつも例に出してしまいますが(それしか知らないんですよ)漫画『ベルセルク』の鎧兜まんまじゃないかぁ! 陣形や城の形なんかもヴリタニスあたりを彷彿とさせる。異教徒との宥和なんかもいかにもだしなぁ、ターバン巻いちゃったりしてねぇ。バーキラカっぽいのもいたなぁ。

にしても早く読みたいなぁ『ベルセルク』と『チェーザレ』の新刊。したらチェーザレったら去年でていたのね12巻! 本屋に売ってない……、図書カード使いたいんですよ、期限あるでしょうあれ。
ゴン吉

ゴン吉の感想・評価

4.2
スペインで活躍した英雄ロドリゴ・ディアスの半生を描いたロマンス歴史スペクタル巨編。

舞台は1080年のスペインのカスティーリャ王国。
キリスト教徒とムーア人の争いで国が二分しようとしていた。
ロドリゴは花嫁に会いにいく途中で、ムーア軍とたたかい、その王たちを捕らえた。
しかしロドリゴは捕らえたムーアの王たちを解放し、彼らからはエル・シドと尊称されるが、国王からは反逆者として拘束される。
その後、ロドリゴは隣国の最高戦士との一騎打ちで勝利を収め、地位を回復する。
しかし国王が死に、息子たちの王位継承争いに巻き込まれ、国外追放となる。
ロドリゴを慕った多くの兵士が追従し、以前助けたムーアの王たちの協力を得て、バレンシアを征服する。
しかしアフリカから攻めてきた圧倒的な勢力のムーア軍と対戦することになり...... 

ラストのバレンシアの戦闘が圧巻で最大の見どころです。
ロドリゴと妻のシメンのラブロマンスも堪能できます。
「二人の時間は生涯を共にした二人よりも価値がある」
「そしてシドは歴史から伝説となった」 

BS TVで鑑賞
悪杭

悪杭の感想・評価

3.5
2020年 鑑賞
アンソニー・マン監督による、11世紀後半のレコンキスタで活躍したカスティーリャ王国の貴族エル・シドことロドリーゴ・ディアス・デ・ビバールの生涯を描いた作品。

カスティーリャ王国の若き武将ロドリゴ(チャールトン・ヘストンさん)は、イベリア半島に攻め込んで来たムーア人との戦の末に捕らえた敵軍の首長ムータミン(ダグラス・ウィルマーさん)とカディア(フランク・スリングさん)を、捕虜として王に引き渡すことなく、生かして逃がす。これに恩を感じたムータミンはロドリゴに「エル・シド」の尊称を贈るとともに友情を誓う。しかし...

歴史とは戦いの歴史か?それとも復讐の歴史か?それだけではない!愛の為に戦い、また別の愛の為に復讐を企み、戦う... 愛といっても男女の恋愛ではない!父や母への愛、息子・娘への愛、友情や恩義のある仲間や忠誠を誓った隊長への愛もある。そして名誉への...

ここまで登場人物も多いし、時間も長い... 諦めかけたこともあったが、あの破壊力と、後半の畳み掛けは凄い!一気に心掴まれた!あの時代だからこその戦闘シーンに湧いた高揚感!とってもワクワクした!

冒頭の捕虜を逃す行動や、あのお墓の前でのロドリゴが、あのおじいさんにした行動は真の英雄らしい!シメン(ソフィア・ローレンさん)を愛する想いを持ち続ける気持ち、そしてそれが叶ったことで、あの畳み掛けに繋がったと思うと、諦めかけた前半の方もいい時間だったのかも!最後の軍の士気を高める、あの行動があったからこそだ!

約190分という大作。ご鑑賞は計画的に。

1198(20-332)
3時間超の大作🎬です。

11世紀後半スペインをムーア人の侵略から救った英雄エル・シドの生涯を描いたスペクタル巨編です。


狂信的な回教徒ベン・ユーサフはアフリカからヨーロッパ侵略の機会を窺いながらムーア人の有力者を煽動してカスティーリャ国の周辺を脅かしていた。

そんな中、カスティーリャ国の若き武将ロドリーゴは捕らえたムーア人の大公たちを温情により命はとらずに助けた・・その事によりムーア人たちに『エド・シド』の称号を贈られ広く知れ渡っていくことになる。


前半は良く理解出来ないまま睡魔と闘いながらの鑑賞でしたが国を追われて放浪する辺りからストーリー展開が速くなり面白くなっていきました。

後半の戦闘シーンは半端無い兵士の数に圧倒される大スペクタル作品になっています・・当時はCGとかも無いから凄い映画を製作していたものです。


【エル・シッド・カンペアドール】・・戦場の勇者を意味するラテン語
citrus

citrusの感想・評価

3.2
この頃の歴史に疎いので背景や人物を調べながら見た。
スケールが大きくて、本当にどうやって撮影したのか気になる。
長さは感じさせず見て良かった映画!
音楽も壮大で重厚だったので誰が作ったのか調べたら、ベンハーの作曲者!
ベンハーは途中で挫折したのでもう一回見直そうと思った。