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プリティ・ウーマンのERIのレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
3.8
Everything. But I don't kiss only your month.

ハリウッドの王道だろうが、好きなものは好き。夢の世界、シンデレラストーリー。これは観れば観るほど、ビビアンに甘えるエドワードの方がよっぽど女性に夢を見ているような気がしてなりません。とにかく大好き。この音楽を耳にしただけで、テンションがあがってしまう程。

一番最初、路上を歩いた謎のおっちゃんが「Welcome the HOLLYWOOD!! What's youre dream?」なんて叫びながら歩いてる。

この物語の大筋は、売春婦のビビアンがたまたま不慣れな町に現れたベンツを見つける所から始まる。たまたま道もわからないのにベンツ乗って、気晴らしをしていたエドワードと出会い、道と運転を教えるところから、彼の泊まってるペントハウスまで案内をする。仕事、ゆきずりというか、ほんの軽い運命のいたずらか、本気に恋に落ちるシンデレラストーリー。

ビビアンはプロとして仕事をしているし、最初は「ラッキーなお客様」なんて思ってはいたけれど、ココって時は毅然としてチャンスを自ら逃さずにレディに成長していく。仕事は女を売ってはいるけれど、決してプライドを捨ててるわけじゃない。彼女の中でのルールがちゃんとある。

エドワードはエドワードで、これまでは食事を楽しむことも、お酒を飲むことも、日常を楽しむことを知らずに、億単位の仕事にばっかり時間を費やし、労力を費やしているような人だったのに。

ビビアンの無邪気さに魅せられて、何かを感じたり、喜んだり、誰かの傍にいたいと思ったり、生活を楽しむこと、心を豊かにすることに気づいていく。

お互いにないものを、補い合う恋愛ものやと思うねん。職業に差はあるけれど、人としてはとても対等で、お互いに魅力を感じ合わずに入られない。

好きなシーンはいっぱいある。猫足のバスタブのシーンも、朝食のシーンも、ネクタイ結んであげるシーンも、お買い物のシーンも、電話するシーンも、お得意さまとのお食事のシーンも、裸にネクタイ♪も、オペラのシーンも、そして寝顔にキスするシーンも☆

この恋愛の舞台はハリウッドの一流ホテルのペントハウスが主でそのホテルの従業員たちもいい味出してる。

あんな風に、明らかに自分がどんどんキレイに磨かれていくような、ドキドキするお姫様体験は、女の子の憧れです。女の子の素敵な所をいっぱい引き出してくれるような男子に出会いたいと思うもんね!

エドワードの好きな所は、ただ単にお金持ちっていうだけじゃなくて、いつでもどこでも紳士で、レディとしての恥じらいに対して無知なビビアンを、彼女自身を尊重しながらフォロー出来るスマートさに、胸がキュンてする。彼には彼の弱さがあって、女性に甘える姿も、やっぱりとってもヨシヨシてしたくなる。ビビアンは、笑顔が可愛いし♪なんて言うても、やっぱりいい女です。人としての頭の良さがある。誰に対しても、偏見の目を持たないところとか。自分が裕福な状況にあっても、自分らしくありのままでいるところとか、ね。
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