飯

極私的エロス 恋歌1974の飯のレビュー・感想・評価

極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)
4.3
私的映像

極私的エロス

私的視角が介入した庶民の世界。

個人そのものは政治である。
Present progressiveのフレーミングは自己告発というより、一種自惚れの匂いもしてきた。

粗末、切れ味のいい撮影効果、社会底辺に生きる女性の蛆虫的生活。

鮮血、呻吟、慟哭、野生の優しさ

音声と画面の(大面積)ずれは、違う情緒の平行放置だけでなく、強烈な離間感も引き出した。

カメラ視線に曝け出された人間の魂。パワフルすぎて直視することが出来なかった。

侵入と防御

「ドキュメンタリーは劇映画より3倍以上に面白い」という原一男の思考。


Window Water Baby Movingと同じように、子供を産む過程を見ることに気持ち悪くて仕方がない。

西村光子『女たちの共同体 七〇年代ウーマンリングを再読する』を読むべき。
「東京こむうぬ」
飯