午前十時の映画祭11、3作品目はティファニーで朝食を。
オードリー・ヘプバーンが実に美しい、クラシックなラブロマンス。
ティファニーの前でパンを頬張る最初のシーンは、なかなかに味があって好きです。
かなりナイスなオープニングではないでしょうか。
しかしこの作品、脚本がつまらない…というよりは登場人物の背景が薄いと言いましょうか。
時代もあるのだと思いますが、行動原理に共感しづらいです。
パッと見は華やかなんですが、見かけほど中身が…。
豪華なパフェを頼んだら、クリームの下はスカスカのコーンフレークだった感じです。
クラシックな街並み、オードリーの綺麗な衣装は鑑賞に耐えうるものがありましたが、オードリー演じる女性が自由奔放すぎて、びっくりするくらい作品に入れません。
振り回される男性はなかなかにお気の毒です…。
ただ、振り回されてみたい!とちょっとだけ思ったのは内緒です。このM心は墓場まで持っていきます。
オードリー・ヘプバーンの美しさを観るための映画だったと思えばこれはこれで良し!かもしれません。
最後まで飽きずに観られましたから!
余談ですが…
作中に「骨と皮だ」というセリフがありましたが、そこは確かに。
オードリー・ヘプバーン、ちょっと痩せすぎかも…とは思いました。
女性はあのくらいの体型に憧れるんですかね?
私としては、ご飯とかスイーツとかをたくさん差し入れしたい気持ちでいっぱいでした。
あ、余計なお世話ですね。失礼しました…。