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マーキュリー・ライジングのItottyのレビュー・感想・評価

マーキュリー・ライジング(1998年製作の映画)
4.0
自閉症の少年が脳トレパズル本で解読してしまったのは、国家の最重要機密プログラム、マーキュリー。
彼を守るべく立ち上がった我らがブルースウィリスとの逃避行サスペンス!



90年台のアクション映画の懐かしい雰囲気をたっぷり味わい、さらにブルースウィリスが主演だなんて、それだけでニヤついてしまいます。
が、本作はその期待を裏切らず、
ドキドキするサスペンスと、
主演2人の絆のドラマもすごく良いんです。


ブルース演じるアートは、過去にトラウマを持ったFBI捜査官。
そんな彼が自閉症の少年サイモンを守るんですが、彼が途中サイモンを見る眼差しが優しくて暖かい😭
ブルースウィリスは改めてアクション俳優というより演技派だなって改めて思いました。あの穏やかに愛おしそうな表情が、この映画における2人の関係をより強固にしてくれました。

そしてサイモン君もすごい!
自閉症のことは詳しくわからないけれど、本当にそうなのではないかと思うくらいに演技がお上手でした。
しかもずっとそうなのではなくて、少しずつアートに心を開いていく様子を振る舞いで表現するんです。最後のシーンには思わずウルッとしてしまいました😭


サスペンスの描写もよき!
とはいえ、実は、見る人が見たらツッコミ満載の大味サスペンスなんです。
雑なとこもある。
でもその雑さすら愛してしまえるこの時代の洋画😆
というか、そんなツッコミ気にならないくらい映画に没入しちゃうんですよね笑


何か学びがあったり、大感動したりするわけじゃないけれど、また定期的にみたいと思える映画です!




最後に。
本当にちょい役で、ピーターストーメアがでてるのもちょっとビックリでした。
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