EDDIE

ガフールの伝説のEDDIEのレビュー・感想・評価

ガフールの伝説(2010年製作の映画)
3.4
フクロウたちを主役に据えた斬新なファンタジー。伝説の勇者フクロウに憧れるソーレン、そんな弟に辟易する兄。伝説は本当なのか?
アニメでもザック・スナイダーらしい圧倒的な映像美やアクションのカッコ良さに目を奪われる。もふもふなフクロウたち触ってみたい。

ザック・スナイダー監督のアニメーション映画。正直アニメで監督の作家性なんて感じられるのかって思っていましたが、ビンビンに感じる映画でした。

原作ファンタジー小説『ガフールの勇者たち』をもとにしていることもあり、スナイダー監督の作品のほとんどにあるダークさはあまり感じられませんでした。
ストーリー的には今何をやっているんだろうって中弛みというか飽きが来てしまう部分はありました。
ただ、公開当時3Dで放映されたということもあり、劇場で観たらめちゃくちゃ面白かっただろうなって感じます。

アメリカのアニメ映画って絵のタッチは凄く綺麗でも、キャラクターがのっぺりしているというか、柔らかさみたいなのあまり感じないことが多いんですよね。
まぁ私がアニメ映画をたくさんは観ていないからこその戯言かもしれませんが、本作はフクロウたちがふわっふわしてるんですよ。
とっても柔らかそうで触ってみたくなる絵の質感、動き。

アニメーションを手掛けたのはスナイダー監督とは別のスタッフでしょうけど、相変わらずアニメでもビジュアル面で強い印象を残すあたりさすがだなと思わせられました。
刃(金属)で戦うシーンもエフェクトがめちゃくちゃカッコいいんですよ。金属がパーンと削りあって火花が上がるあの感じ。

さて、次にスナイダー監督の代表作の『300(スリーハンドレッド)』シリーズ初観賞してまいります。

※2021年自宅鑑賞119本目
EDDIE

EDDIE