はいいろ

ブルーバレンタインのはいいろのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
4.2
・観た。避け続けてきたが、ついに観た。

・悪化する過程の詳細な描写がないので、私はデュークの方に感情移入。ただ、『詳細な描写がなくとも、悪化する過程を理解できる』こと自体、自分のいまの生活への警鐘なのかもしれない。

・『愛』というのは失われていく可能性の高い脆いもの。もしくは時々刻々と変わっていくもの。その性質を自覚せねばならない。最初の頃に持ってた『愛』をどこかで忘れずに、相手に対するリスペクトと、相手が何を求めているのかを常に探して寄り添わないといけない。失われてるものと自分で思ってたが、この映画をみて、まだ少し残ってると自覚した。もう少し早くみときゃよかったな。恋愛や夫婦関係の教科書っていうより、自動車教習所でみせられる『アレ』に近いと思った。最後のシーンは本当にきつい……。どのタイミングがいいんだろなー。結婚前はあんまりかなー。結婚して数年たってから観たほうがいいかなー。5年目くらい。『愛』『夫婦』について考えたいすべての人間にすすめたい至極、そして地獄の映画である。

・ミシェルウィリアムズ、好きじゃあなかったんだが、好きになりました。パイだしてるし、目の演技が上手。ライアンゴズリングは言うことなし。彼が出てる映画にハズレなし。
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