ユカートマン

ブルーバレンタインのユカートマンのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.9
倦怠期のカップルの二日間と出会いから始まる七年間の回想がその間に織り成された究極のラブストーリー。

先日『ラースと、その彼女』で童貞ゴズリングを楽しんだが今回は180度違うDQNゴズリング。おまけにハゲてる。これは役作りのために抜毛したそう。そして生活にリアリティーさを出すために主演の二人は1ヶ月同棲してたとか。巷で溢れかえってるハッピーエンドの無責任なラブストーリーより現実的でいい予行練習になったし、「アレックス」みたいに過去の幸せすぎるシーンと現在のドン底なシーンの対比が切なすぎて最高。親の離婚危機を間近で見て、なぜ同じ人と60年近く義務的に一緒にいなくちゃいけないのだろうかと疑問思うようになり、この映画を観て答えが出た。過激な性描写がネックになるところだが、最近親父に辟易してる母に勧めたい。
ユカートマン

ユカートマン