ぴょん吉

ブルーバレンタインのぴょん吉のレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.8
女って感情的で突然心変わりする生き物、ではないと思う。実はしたたかに日常=現実を観察し、行く末を見据えている。男は女のそういう水面下での変化には鈍感だ。
ライアン・ゴズリングが髪の毛抜いてハゲ散らかして哀れな男を演じてるんだけど、このハゲ具合がちょうど良いんだ。違う男の子供を孕んだ女と簡単に結婚しちゃうし、なんかしっくりこない時はセックスすればどうにかなると思っていたり、人として成長しない男は女に置いていかれてしまう事をわかっていないのが致命的。ミシェルウィリアムズがとてもリアル。