上海十月

アメリカの影の上海十月のレビュー・感想・評価

アメリカの影(1959年製作の映画)
3.5
カサベテスのデビュー作で即興演出で撮った作品。肌が白い黒人の女性とその兄弟の話。肌が白いので白人の男性と恋愛に陥る。でも相手は、兄弟みて驚き戸惑う。黒人との恋愛も気が乗らないので八つ当たりとやっかいな女性となっている。兄弟も兄弟で白人の経営者からストリップの司会やれとか言われ差別を受ける。一番下の弟は、自堕落な生活を送りちゃんとしなきゃいけないと喧嘩でやられて目が覚めるという群像劇だ。差別だらけだがなんとか生きてかなければと言う話を軽やかに切り取っている。60年代のNYが感じられる映画です。習作としては、良く出来てる方ではないかと思いますね。
上海十月

上海十月