鹿山

デッドマンの鹿山のレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
3.9
へにゃへにゃな脱力グルーヴの裏に煮え滾るネイティヴ・アメリカンへの想いと、銃弾に横たわる骸。かつての西部劇の反転を、真正面からではなく、弛緩によるアイロニーで物語る。これは紛れもなく、単なる音楽ジャンルではなく、思想としての〈パンク〉的スタンスじゃないか。
傑作という形容が似合うような、締まった構成は見られないけれども、だからこそ意義深い。
鹿山

鹿山