デッドマンの作品情報・感想・評価

「デッドマン」に投稿された感想・評価

marmelo

marmeloの感想・評価

3.8
こんなに曇りのないモノクロ映像は初めて。ジョニー・デップの無表情で淡々とした佇まいがこの作品に色を添えている。
煙草3本

煙草3本の感想・評価

3.8
18世紀の英国の詩人ウィリアム・ブレイクへのオマージュと、ニール・ヤングによる半端なくイカす劇伴をマッシュアップした作品。
全編モノクロームで2時間弱のやや長尺映画ですが、退屈しません。また、ジャンルは一応西部劇となっていますが、なんていうか、西部劇特有のクサさのようなものもあまり感じません。結構スッキリ観れちゃいます。これはおそらく主人公を演じるジョニー・デップの魅力に起因するのだと思います。非常に個性的な俳優さんなんだなって思いました(笑)ほんと、細かい仕草に釘付けになってしまう。もっとこの人の演技を観ていたい、と切望してしまうほどに、魅力的。かっこいいのに、お茶目、お茶目なのにバリかっこいい。最高だな、ジョニー・デップ。あと、ジム・ジャームッシュのユーモアもこの観やすさにつながっていると思います。台詞とキャラメイク、配役が最高。全てチャーミング。
あともうひとつ、ニール・ヤングの劇伴ですが、本当に痺れます。歪んだリヴァーブ・ギターが、渇いた映画の世界観にマジでハマってます。是非とも良いスピーカー、もしくはヘッドホンで視聴することをお勧めいたします。
ウィリアム・ブレイクに関する知識が全くない僕ですが、映画そのものは全然楽しめました。(予備知識があると、より楽しめるかもしれません)
しがい

しがいの感想・評価

3.8
殺人の罪で指名手配された会計士のブレイクは、行き倒れていたところをインディアンのノーボディに助けられる。気弱なブレイクだったが、彼のことを詩人で画家のウィリアム・ブレイク本人だと信じ込むノーボディと旅をするうち、ガンマンの才能に目醒めていく。

ジャームッシュの初期作品の雰囲気があってそれだけで好き。
雇われた殺し屋や道中で出逢う山賊(?)など、3人組のバランス感がやっぱり最高。
単純に西部劇として楽しめたけれど、ウィリアム・ブレイクに捧げるような作品だったので、オマージュなど分からないのが残念だった。

ラストはなんだろう、ノーボディは死人(と思い込んでる)であるブレイクをあの世に送り出す使命を与えられたものだと思ったのかな? “Nobody”が言葉遊びのように会話の中で度々繰り返されるのが可笑しいけれど、結末でも“誰もいない”状態になってしまうのがやっぱり可笑しい。
pioDam

pioDamの感想・評価

5.0
弱っていくジョニデがセクシー過ぎる(OvO)ボロボロなのにブランドのポスターみたいにかっこいい〜
西部劇って聞いたけどこんなに静かな映画とは思わなかったです好き。
えつあ

えつあの感想・評価

4.3
モノクロでおしゃれで味があって良かった。とにかくジョニー・デップがかっこいい。
デッドマン(ウィリアムブレイク)が罪を着せられインディアン(ノーボディ)と殺し屋から逃亡する。
Wikiでみたらウィリアムブレイクって、実在してることがわかった。登場人物とか、ノーボディが口にする言葉がウィリアムが作った詩から、引用されてるらしい。詩とウィリアム本人の生涯を映像に表現出来る監督すごい。
HiNAKO

HiNAKOの感想・評価

3.5
久々のジャームッシュ
もう安定にこのセンスが好きすぎる

1人の男が旅してゆく姿は
彼のパーマネントバケーションを
彷彿とさせたなあ、

ノーバディとデッドマン
捻ったなんていい名前なんだ

振り回されながら
どこか達観してゆく
ジョニーデップの若かりし姿が印象的

フェイドアウトしたり、
意味のない画面が繰り返されたり、
不思議なリズムが刻まれていく
またその節目節目に流れる音楽が好き
良いとかいうんじゃなくて、好き

彼の映画の良さを語ろうとすると
どうしてもうこう、
箇条書きみたいになるんだけれど

本当のこの空気感とか、
微妙な画面の作り方は
本当に観てみないと分からないから、
とりあえず観て欲しいと思う
ジャームッシュの西部劇。デッドマン(死体)とノーボディ(誰でもない)が行く宛も知らず二人で逃亡劇を繰り広げる、という話だけでもう楽しい。
そして落ちるべきところにストンとはまるように、その名にふさわしいラストを遂げる。

冒頭、汽車の場面のみにとどまらず、くどいくらいに反復される映像だが、そのリズムに次第に馴染めてくるととことん没入してしまう。
ニールヤングのギターがかっこよすぎる。

あとジョニーデップがめたくそ若い。

言葉や映像や音楽、あらゆるところに潜むポエジーが、確かにこれがジャームッシュの映画だということを教えてくれる。何度でも見返したい傑作。
teraishota

teraishotaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時、徹夜明けで見に行って、だんだんと意識が遠のいてゆく主人公と、睡魔に意識が遠のきそうな自分が完全にシンクロした。貴重な映画体験だった。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.8
美しい程の虚無で彩られた西部劇。活劇でもなければ残酷趣味でもなく、徹底したモノトーンの作風で描き切ったウエスタンは凄い。凍えるような静寂が作中に延々と漂い、それは次第に死臭へと変貌していく。現実感を失いそうな雰囲気ですらあるのに、時折見せる滑稽さも相俟って奇妙な生々しさに溢れている。ただただ麗しく、儚く、そして詩情的な死への旅路だ。ニール・ヤングの退廃的で哀愁溢れるサウンドが独創的なムードを補強してくれる。

全編に渡ってモノクロの映像なのが実に印象的。「死人」の詩で始まり、地獄と称される町に辿り着く冒頭から既に異様な空気に溢れている。その後始まる旅の情緒も凄まじい。一つ一つの情景がとんでもなく美しいんだよな。深い林を渡る場面、主人公が小鹿の屍に寄り添う場面、陸地の破滅的な光景をよそにカヌーで川を渡る場面……叙情的なまでのカットが幾度となく繰り返される。それらの描写と共に刷り込まれる「死」のイメージに何故だか心地良さすら感じてしまう。

そんな感じで実に不思議な映画だった。真っ当にストーリーを咀嚼するというよりは、芸術めいて何かを感じ取るような作品。奇妙だけど、かなり好き。まだ若かりし頃のジョニー・デップの出で立ちも中々かっこいい。
カマ

カマの感想・評価

3.9
ニールヤングのギターとモノクロの世界が調和した独特な世界。世界観が特別なのでは無く凄く上手に世界を異化させていると思う。演出の力。
>|