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デッドマンのたのネタバレレビュー・内容・結末

デッドマン(1995年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

口数の少ない映画。だけど入ってくる情報は多い。
どう見たらいいか悩む。真面目に見るべきか、白黒だからこそ際立つジョニー・デップの美貌をただ楽しむか。
無口で怪しくてタバコの匂いのする世界観に、観客を黙って引き込ませる威圧感があって私は好きだった。
ただ自分の理解力と語彙力が足りないせいで、真に楽しめてないんじゃないかって不安になる。

ブレイクは巻き込まれた一般人、みたいな顔してるけど、死とか人を撃つ事への抵抗は意外と最初からあまりなさそうだったよね。チャーリーを撃つ時、割と冷静だった。動揺してただけかもしれないけど。だんだんと射撃の命中率が上がっていった事で「ああ、慣れてきてるんだな」って思った。最初のチャーリーは結構な至近距離なのに3〜4発撃ってやっと首に命中させたけど、最後の方はだいぶ遠くにいる男を一撃で仕留めてたから。

あとスティーブ・ブシェミを探せについて。
ちょっと難しすぎる。パルプ・フィクションの100倍難しかった。だって喋らないし20秒も出てないし。
でも動きですぐに分かった。冒頭に出てきた場末のバーテンダー。ブレイクに向かって歩いてくる姿がブシェミだった。黙っててもかっこいい。好き。
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