このレビューはネタバレを含みます
不謹慎な表現になりますが
私的にブラビの「セヴン」と並ぶ鬱映画。
(いや、本作はノンフィクションとして存在したでしょうから、並べるのも失礼ですね)
楽しそうに、はしゃぎ回って、笑顔を振り撒いてたのに…
これは、兄妹の最初と終わりのギャップが激しいから尚更辛い。
子供だから精神的に未熟、
何が正しい選択肢かは、まだ分からないし。
彼ら兄妹を虐げた親類も、自分たちが生きる為には誰かにアタらないとヤってられない精神状態だったんだろうし。
何が悪いかといえば、戦争が招いた悲劇だったんだねと。。しか言えない。
「原爆が悪いだって?リメンバーパールハーバーだ!謝罪はしない」みたいに当時の原爆投下関係者は語ってましたが別に謝罪しなくていいですよ。
あなたには、何を言ってもムリだろうし。
長年生きてきたうえの、あなたの信念だろうから。
ただ、ハリウッドって、家族愛を全面に押し出した映画が多いけど、この映画を見て欲しい。
自分の家族を愛するアメリカ人が「火垂るの墓」を見て、どう思うかを聞いてみたい。
決まり文句の
「戦争だから仕方ない」ですかね?
じゃあ、報復すんなよ。。
自分たちの事ばかりじゃなく
相手の気持ちも考えろ。
という、強さを今の日本人は持つべきだと思う。