◆今さら何か語れることがあるかわからないけれど
観終わった後、言葉が出ないほど打ちのめされる。
どうしようもないくらい無念で、苦しいくらいの痛みと後悔が襲ってくる。私が体験したことではないのに…
もう何度観たことか…。
子供の頃は血のついた包帯だらけ母親に虫がたかる様子が衝撃的すぎて、とにかく悲しく辛い映画だと思った。
その後定期的に何度も観て、解説なんかも目にしたりするうちに、色んな気づき…
昔の日本。
せつこ大きくなって欲しかった。
せいた我慢してあの家にいて欲しかった。
ドロップ美味しいよね。
いまなら沢山食べさせてあげて栄養失調なんてならないで生きていけたかもしれない。
今の日本は…
幸福とは何か。
現代では美味しいご飯を食べ、快適な空間で過ごすことが当たり前だからこそ、日常の小さな幸せを感じれるように生きねば。
またパクさんがインタビューで語った自らが戦争経験者だからこそ悲…
清太にきつく言ってしまう叔母も、叔母の家を離れ節子とより厳しい環境での2人の暮らしを選択し、やがて盗みに手を染めてしまう清太も、畑を荒らされた怒りから清太に激しく手を上げる農夫も、皆、自分や家族が生…
>>続きを読む小さい頃に父親と観た際はただ可哀想な戦時下の兄弟のお話と思っていたが、色々と考えさせられる。
おばさんがもう少し優しければ、清太がもう少し可愛げや愛嬌があれば、周りの人にももう少し余裕があればなど…
戦時下で配給が減少し、お金があっても食料を手に入れられず、さらに常に空襲の危険にさらされ、いつ自分の家が失われてもおかしくない状況では、想像を絶するストレスの中で生きていたのだろうと思う。
そんな…
今まで恐ろしすぎで見る気持ちにならなかった、
今回ようやく視聴。
これは厳しい映画。
節子の可愛い動きが丁寧に描かれている。
だから、よけいに可哀想。
清太の決断が節子を殺したのか?
清太は永遠に…
© 野坂昭如/新潮社, 1988