カステラ

雄呂血のカステラのネタバレレビュー・内容・結末

雄呂血(1925年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「善人のその善行善意が裏目裏目となりついに悪漢に堕ちる」
にしては平三郎がどうしようもない。
権威への反骨心があっても、自分自身の権力や傲慢さには無頓着。悪人ではない本当の自分を知ってほしいというのは悲痛な願いだが、彼は特段善人というわけでもない。自業自得とも思わないけど......
ただ不運にして権威から弾き出され、より弱者に集り、縋り、迫る権力者。ごく普通の......

妻三郎の目力と最後の大立ち回りは凄まじい
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