雄呂血の作品情報・感想・評価

「雄呂血」に投稿された感想・評価

阪東妻三郎主演のサイレント映画。
阪妻は田村高廣、正和、亮三兄弟の父親だ。

阪妻演じる主人公の侍が、浪人、摺の用心棒と徐々に落ちぶれていく。周囲に信用されず、堕ちていく男の悲劇。
権力をかさに着た理不尽、汚い身なりへの偏見、嘘等々……。

阪妻は人の悪意に晒されるのだが…、この人は悪くないのかと言われるとそうでもない気が……。生真面目すぎて、窮屈に生きているきらいがある。
ある種の寓話として捉えましょう。
いずみ

いずみの感想・評価

4.1
超面白かった。弁士による迫力ある活弁。ラストシーンの音楽がくどかったが超長回しで感服。
YUI

YUIの感想・評価

4.1
最初初めての弁士に戸惑って最後までちゃんと楽しめるか不安だったけどどんどん引き込まれて行った。思ってたよりストーリーが分かりやすくて面白かった!
平三郎可哀想だけどあれは自業自得だよ。人は愛を受けないと駄目になっちゃう生き物なんだと思った。
牛丼狂

牛丼狂の感想・評価

1.0
1925年公開。
サイレント・チャンバラ映画。
弁士付きで鑑賞。

これほどまでに昔の映画だと評価の基準が難しいものだが、筋違いかもしれないが、あくまで現在の視点から評価する。
まず弁士付きで鑑賞したのが一番の間違いであろう。
耐えないナレーションで、もはや紙芝居を見せられている感覚になる。
また、アテレコしているのだが、それがまた安っぽいこと。
では弁士がなければ見られたかというとそうでもない。
仕方ないことなのだが、チャンバラシーンが長過ぎる。
アクションはストーリーを止める性質があるが、それゆえに脚本自体がまったく面白く感じられないのだ。
せめてもの救いとして、16コマでの撮影ゆえに早回しの映像となっているところだろうが、これがまた悪く働くこと。
アクションシーンではいいのだが、そのほかでの心情表現においては弊害にしかなっていない。
チャップリンのようなコミカルさの演出としては最大に生きるこれは、後処理の段階で生まれたもので、当時意図したものではないので作品の演出として受け取るかは微妙なところであるが、あくまで現在にどのような形で残っているかという観点での評価を徹底した。
これまであった旧劇(時代劇)を変えた革新的一作。

固定カメラ、長回しの多用など撮影技法は黎明期そのものだが、
現代でも通用するテーマ
善人に見える者が実は悪党で
悪人にされる者が実は善人であるというある種普遍的なテーマを扱う。

大戦後の不況で格差が広がっていた大衆の心を捉え、阪東妻三郎の名を一気に知らしめた名映画。

無声映画だからと舐めてかかったら案外面白かった!
無声映画特有の超絶早回しからのチャンバラ
迫り来るようなオーケストラと活弁士の説明!

今の映画にない新鮮な面白さ!
大学の講義で鑑賞
当時の日本映画の特徴、弁士
阪妻の表情が本当に素晴らしい
小夜子

小夜子の感想・評価

4.0
活弁士付きで鑑賞。エンターテイメントとして相当面白かった!

不器用で惚れっぽいサムライの末路に自業自得だと憤ると同時に切なくなる…。主人公が心の悪魔と戦うアップや、刀を握る自分の手の指を一本ずつ剥がしていく場面など、洗練された演出を感じました!
rico

ricoの感想・評価

4.0
アンチヒーローもの、という前知識で見ていたが、これが思っていた以上に厚みのある内容。
正直で誠実な主人公がどんどん不運に見舞われ落ちてゆく話。

サイレントで弁士付きの動画だったので、字幕だけでみるよりも多々補填されているという事もあるのだろうけれど、社会とはこういうものだ。というような突き放したような物語は色々考えさせられる。
ラストの大立ち回りはぜひコマ修正された状態で見てみたい。
バンツマのオロチ


 
チャンバラ映画の有名作として予備知識。

見ると時代を感じるが、純なるバンツマの怒り爆発までの物語が良かった。  

スターたる人はやはり違う事も認識。

なかば殺陣もテケテケしてて痛さがあまりなく、少しサイレントコメディにもみえるのだが、、。 

フィルム早回し上仕方がない。サイレントの宿命。 

ラストの有名な切りまくりは、流石に素晴らしい。

ここに痛さが加わると厚みも加わるのだが。

僕の見たビデオが、 弁師つきなので見やすかった。

爆発までの溜めが効いているオロチ!1925年の作品です。

2009年1月10日 16時35分レビュー
Denkishino

Denkishinoの感想・評価

4.0
チャンバラ映画として観てもカメラ長回しのシーン、殺陣シーンは、今観ても「いい!」と思えると思います。

映像はカラーが当たり前、音声だって
ちゃんとくっついて臨場感たっぷりなのは当たり前。台詞すら字幕で、活弁で、映像だって綺麗とは言えないけれど、それでもTVじゃなくて映画だなと、これを観たとき思った事を覚えています。
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