デヒ

雄呂血のデヒのレビュー・感想・評価

雄呂血(1925年製作の映画)
4.3
嘱望される侍だった主人公は、他の侍の挑発で争いが起こることになり、相手の嘘と傍観者によって師匠と愛する女性に嘘つきという誤解をされることになる。 その後も愛する心を表現するのが下手で間違ったことをするところになり、周りから恐れの対象になってしまう。 さらに、脱獄後の追いかけから自分を救ってくれた周りから尊敬されている侍も、間違ったことをする悪人だった。 主人公は引き続き、「理不尽な世の中」と「正しいことはない」と言うが、誤解が連続されて話を聞こうともしない周辺人物を見ると、私も主人公と同じ感情になる。 主人公も正しくないことをしなかったとは言えないが、女性を犯そうとした場面で結局は抑制をする。 主人公は平凡な人だと思う。 主人公がかわいそう。
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