風巻の外側

アジャストメントの風巻の外側のネタバレレビュー・内容・結末

アジャストメント(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ記録

上院議員選挙初出馬の下院議員デヴィッド・モリスはその配膳スピーチの直前、トイレでとある女性、イーリス・セラスと出会う。短い出会いにも関わらずイーリスに強く惹かれたデイヴィッドは3ヶ月後バスで彼女と奇跡的な再開を果たした。
再開の後、事務所に向かったデイヴィッドは異様なものを目にする。身動きしない社員、秘書、そして、謎の男たちにみたこともない機械を使われる相棒のチャーリーの姿だった。
逃げるも敢え無く追い詰められたデイヴィッドに男たちが告げたのはアジャストメント(調整)を行う者たちの存在だった。
彼等が言うには、世界は〈議長〉が記す運命の書に基づき動いており、その流れから外れないように〈調整〉を施すのだ、と。
強い反感を抱くデイヴィッドに最悪の場合人格の〈リセット〉もあり得ると諭す男たち。
かくして二度とイーリスとは出会えないと思われたデイヴィッドだったが、奇跡的な二度目の再開を果たす。
愛し合う二人のもとに現れる影、二人でいることによって互いの夢が絶たれるのだとつたえる〈調整者〉。イーリスの将来を思い、デイヴィッドは彼女の元から去るのだった。
後に、彼のもとに届く彼女の婚約の知らせ。動揺する彼のもとに現れたのは、彼に同情を示す〈調整者〉の一人ミッチェルだった。
彼にが告げるたのは、デイヴィッドが教えられた二人が共にあった場合の運命は嘘だという事実。
デイヴィッドは彼の助けを借り、鍵たる帽子を手に運命に抗う決意をする。
結婚のため裁判所を訪れていたイーリスをさらい、〈調整者〉から逃れながらも〈議長〉の元を目指す二人、追い詰められたかのように見えた二人のもとに、〈議長〉からの知らせをたずさえて現れたミッチェル。
愛し合う二人の姿に心が打たれた〈議長〉が運命を書き換えたというのだ。そう、二人は遂に運命の書を越え、愛を掴み取ったのだった。

帽子、運目の将来、調整者、設定が面白い。
議長という上司に振り回される調整者たち。
運命とは何なのか、嫌いじゃないわ。
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