千秋姫

リトル・ブッダの千秋姫のレビュー・感想・評価

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)
3.0
過去鑑賞済み。

人の生まれ変わりを信じますか?
肉体はただ外側のものであり、魂は永遠に生き続け
何度も産まれ変わった姿でこの世に降り立つ。

印象的な素敵ワードを全てメモったけれど
仏教の入門書のような、映画的にはあまり面白くなくって
でも響くワードが散りばめられた作品(・∀・)


“ 心が満たされれば空虚感などない ”
この言葉は私も常日頃感じていること、発信していること。

年老いた弦の奏者の言葉により
悟りをひらくきっかけとなる
“ 弦は張りすぎると切れてしまい
緩すぎると音を出さない ”
何にでも共通する、深いセリフ。

“ 学ぶとは変わることだ
悟りは道の真ん中にある
極端と極端の間にあるものだ ”

“ シッダールタは悪との戦いに勝った
彼は、愛の力と大きな憐れみで悪を倒したのだ
そして彼は、感情に惑わされない大きな安らぎを手に入れた
自分自身を超越したのだ ”

“ 喜びや苦しみや、他人に左右されない心
そして彼は思い出した
彼が女の子でイルカで木で猿だったことを ”

“ 最初の誕生からすべての生まれ変わりを
宇宙の向こうさえ見えたんだ ”

“ シッダールタはこの現実のすべての事象を見ることができた
彼は悟ったんだ
宇宙におけるすべての出来事に原因があるということを ”

“ 他者への憐れみなしで真の救いが存在しないことを
この瞬間からシッダールタはブッダとなった
“悟った者”という意味だ ”

“ 山のようにずっしりと座るんです
動かずにね
そして海のように深く瞑想します
瞑想を続けていると次第に死の状態へと入っていきます ”

“ 我々は皆、死にます
死は生の一部だ
呼吸をするのはいつか死ぬからです ”


仏教どうのに今更知ろうと思えなくとも
ブッダについての歴史に興味があれば愉しめる作品。

色んな本で読んだことが映像になって
現代の価値観との混ぜ合わせにより分かりやすく昔の歴史を学べるような映画です(^ω^)

瞑想やインド、仏教、興味があるなら観て損は無いと思う。

生まれ変わりって、本当にあるのかな
無いって全否定するのは間違っているような気がするし
有るって完全に信じてしまっても、何かそれはそれでつまらない今だと思っちゃう

わたしは、何のために此処に今こうしているのか
答えのない疑問が湧き出たとしたら
観れば楽になるかもしれない、そんな作品。
千秋姫

千秋姫