リトル・ブッダの作品情報・感想・評価

「リトル・ブッダ」に投稿された感想・評価

めるな

めるなの感想・評価

3.0
初めての試写会というもので見た映画。
正直話はよく理解できなかった覚えがあるのだけど、とにかくキアヌが美しかったのだけはよーく覚えている映画。
日本の仏教とは違い、大陸の仏教は色彩豊かです。それは山深いところにある寺や像を見つけやすくするのが理由だそうです。そこのところをベルトルッチ監督は巧みに利用して、色彩豊かな作品にしてるところは素晴らしいの一言です。
ストーリーの主幹はラマ教という仏教の創始者であるシッダルータ王子の生まれ変わりを探し出すことでした。輪廻転生を前提に制作されてるわけですが、堅苦しくもなく骨太のファンタジーになってます。その生まれ変わりを子供にしてるところも効果抜群です。キアヌ・リーブスという絶妙なキャスティングも相乗効果として活かされてました。仏教に馴染みの無い西欧人にとっては、キアヌの神秘的な雰囲気は絵的に仏教を理解する材料になったはずです。
巨匠ベルトルッチ監督の手腕には舌を巻くばかりです。
熱心な映画ファンだってけして映画ばかりを観ているわけじゃなく、それぞれがそれぞれの読書や読漫や聴音などの影響の複雑な絡み合いの果ての一面として「映画好きでーす」と公言しているはずで、この漫画大国に生まれた者なら誰もがオールタイムベスト漫画というものがあるはず(だよね?)。で拙者のそれは恥ずかしながら『ブッダ』なのでござります。初版第1巻が出たのが拙者14歳という楳図な年齢で、以後毎年次巻が出るごとに読み継ぎ読み直しして多大な影響を受けていき、最終巻を手にした旅先の四国の駅キオスクでそのままホームのベンチで嗚咽を殺しての読漫。やがて『ラストエンペラー』で最高峰巨匠に登りつめたばかりのベルトリッチにより本作が撮られ、その手塚ブッダまんまな実写ブッダ映像を目の当たりにした拙者はもうほとんどのブッダシーンであられもなく号泣。なんでここでそんなに泣くの?と当時のラマンに不審がられ呆れられる始末。うるせえ黙れほらシッダルタなんだよキアヌなんだけどシッダルタなんだよシッダルタが動いてんだよ…と黙って目を拭うしか出来ない始末。
イタリアのベルトリッチ監督が、イギリスのジェレミートーマスの制作で、インドに生きたブッダを、レバノン生まれカナダイギリスアメリカ国籍者でブッディストでもあるキアヌ・リーブスで撮り、それに日本の坂本龍一が音つけた映画を、たぶん転生の行違いで国籍同一性障害になってしまった拙者が観ていた…そんな映画的魂合一の素晴らしい瞬間だったのでござります。
Haru

Haruの感想・評価

3.5
転生する魂は物体ではない。
故に転生後は分裂することや融合することが可能である。
その意味は、体験を通してより真実に近づくため。
キアヌってこういう役を与えられたんだろうな
千秋姫

千秋姫の感想・評価

3.0
過去鑑賞済み。

人の生まれ変わりを信じますか?
肉体はただ外側のものであり、魂は永遠に生き続け
何度も産まれ変わった姿でこの世に降り立つ。

印象的な素敵ワードを全てメモったけれど
仏教の入門書のような、映画的にはあまり面白くなくって
でも響くワードが散りばめられた作品(・∀・)


“ 心が満たされれば空虚感などない ”
この言葉は私も常日頃感じていること、発信していること。

年老いた弦の奏者の言葉により
悟りをひらくきっかけとなる
“ 弦は張りすぎると切れてしまい
緩すぎると音を出さない ”
何にでも共通する、深いセリフ。

“ 学ぶとは変わることだ
悟りは道の真ん中にある
極端と極端の間にあるものだ ”

“ シッダールタは悪との戦いに勝った
彼は、愛の力と大きな憐れみで悪を倒したのだ
そして彼は、感情に惑わされない大きな安らぎを手に入れた
自分自身を超越したのだ ”

“ 喜びや苦しみや、他人に左右されない心
そして彼は思い出した
彼が女の子でイルカで木で猿だったことを ”

“ 最初の誕生からすべての生まれ変わりを
宇宙の向こうさえ見えたんだ ”

“ シッダールタはこの現実のすべての事象を見ることができた
彼は悟ったんだ
宇宙におけるすべての出来事に原因があるということを ”

“ 他者への憐れみなしで真の救いが存在しないことを
この瞬間からシッダールタはブッダとなった
“悟った者”という意味だ ”

“ 山のようにずっしりと座るんです
動かずにね
そして海のように深く瞑想します
瞑想を続けていると次第に死の状態へと入っていきます ”

“ 我々は皆、死にます
死は生の一部だ
呼吸をするのはいつか死ぬからです ”


仏教どうのに今更知ろうと思えなくとも
ブッダについての歴史に興味があれば愉しめる作品。

色んな本で読んだことが映像になって
現代の価値観との混ぜ合わせにより分かりやすく昔の歴史を学べるような映画です(^ω^)

瞑想やインド、仏教、興味があるなら観て損は無いと思う。

生まれ変わりって、本当にあるのかな
無いって全否定するのは間違っているような気がするし
有るって完全に信じてしまっても、何かそれはそれでつまらない今だと思っちゃう

わたしは、何のために此処に今こうしているのか
答えのない疑問が湧き出たとしたら
観れば楽になるかもしれない、そんな作品。
moeko

moekoの感想・評価

3.6
仏教の輪廻転生思想。僧侶の生まれ変わりを探す旅。なんてたって、シッダールタ王子をキアヌが演じてるとこがツボすぎる❢世界史苦手だったけど、アジアのとこは好きで、その知識が役に立った。
otom

otomの感想・評価

3.6
ベルトルッチ監督作品の中では割と評価の低い今作。久々に観てもやっぱり少し物足りない気はするものの、映像は素晴らしい。ブッダよりも火の鳥を読み返したくなる。それにしても、この頃の教授の音楽は映画音楽していて非常に良い。ほぼちょい役のブリジット•フォンダも美しい。良作。
mariko

marikoの感想・評価

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順序が違いますが、次はシェルタリングスカイを観る。
オリエント3部作もうじき制覇🙈
チベットからの亡命ラマ僧がダライ・ラマの生まれ変わりを探す話と
ゴータマ・シッダルタが如何にしてブッダとなったかが語られる、
仏教入門にはもってこいの映画。
ジェレミー・トーマス制作、ベルトルッチ監督、音楽担当は坂本龍一。

以前、録画していたVHSテープを観賞、もっと早く観ておけばよかった。
ブッダの魂を受け継いでいるとされる子供と、シッダールタ王子がブッダとなるまでの半生を交互に描く。
輪廻転生を描いたその神秘さに若干置いてけぼりに。
ベルトルッチ監督の独特の映像美には圧倒された。
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