ヒラリー

パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)のヒラリーのレビュー・感想・評価

3.4
知らない事だらけで出てきたことの2割も咀嚼出来てない気がする…
ユダヤ人=戦時中迫害され沢山命を落としたというイメージが強過ぎて
第二次世界大戦後、ユダヤ人がイスラエル人を追い出しパレスチナを建国したという歴史に耳を疑った。
争いや痛みを知っている人間が他者に痛みを与えている現実...
現に村々から追い出され戻れず家族が散り散りになったり、攻撃で命を落としたり。
まだその土地に暮らしていた人は生きてるにも関わらず元いた村が遺跡と呼ばれているのもすごく不思議な感じ
墓参り等の理由で許可がなければ戻る事も出来ず勿論定住も出来ない。
一方が奪わなければ一方は生きられないみたいな世界が今でも続いてる事に驚いた。
二世三世と生まれてはいるが帰れていない現実
彼等はいつか約束の地に帰る事出来るのだろうか。
それはまた奪うことになるのだろうか。
世界を知れば知るほど平和がこんなにも遠く難しいものだなんて思いもしなかった。
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