ヒラリー

ひろしまのヒラリーのレビュー・感想・評価

ひろしま(1953年製作の映画)
3.7
広島市民を憂うアメリカ兵と投下された原子爆弾
8年後、原爆の映像を見て気分を悪くした生徒は原爆症だった。
その夜はわすれないも原爆症の話だったけど本作は当日~その後がメインの話でした。
そこからあの日の出来事の回想
避難指示もないまま上空を飛ぶB-29、その直後のピカドン
戦時中ながらも幸せそうに暮らしていた人々は一変、一面焼け野原で家屋倒壊生き埋め、焼け爛れた人々
市内も地獄だが病院も地獄
跳ね回る子供がワンパンで倒れて動かなくなるところとか閉口してしまう。
家族の安否を尋ねる父親や子供を両腕に支える女教諭等、こういった姿はどこでも見られただろう。
あの混乱の中生き抜く事も地獄であったろう。
原爆の映画を見ると広島長崎の人の原爆に対する恨みは根深いと改めて感じるし、アメリカを許せない気持ちが未だにあるのも仕方のないことだなと思う。
唯一の原爆投下国日本
この痛みを共有し、歴史を二度と繰り返さない為にも核兵器は全世界で放棄しなければならない。
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