河志麻二十日

BROTHERの河志麻二十日のレビュー・感想・評価

BROTHER(2000年製作の映画)
3.2
色々ツッコミどころはあるけれど、何故だか飽きずに最後まで観ることができます。
武映画に出てくるビートたけしは無口で全然喋らなくて、動きも派手じゃないけど、ここぞという時にバシバシ殴ってバンバン撃ちまくって、かっこいいんですよねぇ。
そして自分の信じた道から外れることが大嫌いで、「世の中はいつも変わっているから、頑固者だけが悲しい思いをする」なんて歌がありますけど、まさにこの通りで、主人公は周りと折り合いをつけることができなくて、自ら死んでいく。果たして海外の人たちが、どれだけこの死生観と生き様に共感又は理解をしているのか分かりませんが、僕としては惚れてしまいます。勿論自分はこんなこと出来ないし、なりたくないですが。

そして何が良いって久石譲の音楽ですよ。本作を観る前からバラードは何度も聴くほど大好きでした。そうか、こんな風に使われてたんだなぁと思って観ていました。ピッタリ。