しいこ

鍵泥棒のメソッドのしいこのネタバレレビュー・内容・結末

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

凄腕の殺し屋がお風呂場で記憶喪失になり、売れない役者と入れ替わる!それを香川照之と堺雅人のコンビでやるのだから、面白いに決まってる。
そう思って、レンタル。入りの広末涼子の「私結婚することにしました」という台詞がすでに話が面白くなることを予感させた。それに”たいへんよくできました”という判子を使ってる!!正直最後に見るまでは、同じ脚本で監督なのかと思ってた。
堺雅人はやっぱりすごい。どんな役でもこなせるみたい。ただ、ゴールデンスランバーみたいな役を予想してただけに、それよりもセコくて、小っちゃい男だったのがギャップだった。
お風呂場で転んだ男が記憶喪失になったのをいいことに、その男の金を使いまくる使いまくる。自分の借金を返し、はてにはマンションの一室まで買ってしまう。それは、後半の人助けのためだから、いいけど悪役に奈良きれない子男という印象がどうにも拭えない。
一方、殺し屋コンドウはお風呂でダイブをかまし、売れない役者に。その途中で一生懸命自分探しをし、役者の勉強をしているのが小男よりも好印象(笑)広末との恋愛模様も面白い。いきなり結婚を持ち出されたら、誰だって驚くに決まっている。そしてそのスケジュールにちゃんと恋の期間も含まれてたのがよかった。ちゃんと恋しようね。お父さんが病気で亡くなってしまったのは、意外だった。てっきり本当に軽い病気だと思っていた。
そしてクライマックスへ。やばい輩相手にヘマをした桜井と本当は凄腕の便利屋だったコンドウのコンビで狙われた奥さんを救え!しかし、本当にコンドウがいい人、尚且つ、演技うまい。最後の警察に空き巣だと通報して、悪い奴らを逮捕させるのがよかった。広末とも結ばれたようで、一安心。キューンとなったのは、事故音なんだか、心なんだか。
それぞれの生活に戻って一件落着。ただし、ちょっと期待しすぎたようなので、満足感はイマイチでした。
しいこ

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