森鷗外pvq

鍵泥棒のメソッドの森鷗外pvqのレビュー・感想・評価

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)
4.8
わぁすごい映画を見てしまった
この映画はあまりにもよく出来すぎている
こんなにも素晴らしい脚本を書ける内田けんじは天才!天才!
なんでそこまで有名じゃないの?見始めて10分で惹き込まれる映画ってそうそうない、そのワクワクがエンディング流れるまで続いてく奇跡!
間口は広いのに映画をたくさん見ている人ほどこの作品の凄さがわかるはず
泣かせにくる展開じゃないのにちょっと久しぶりに感動しちゃったな、映画の際限ない可能性に
邦画の未来は明るいぞ!!



(以下興奮冷めやらぬまま書いておきたい備忘録ネタバレあり)
アフタースクールも良かったけど鍵泥棒はもう世紀の、、、
まず香川照之が銭湯で石鹸に滑り2m吹っ飛ぶところから面白すぎる、古典的なギャグで白けないのが力量の見せ所。なんでかっていうとネタの魅せ方がとことん上手い。独特の間、顔芸、すかしに天丼、三段オチ。日本人が大好きなツボを綺麗に抑えて構成してる
内田けんじはお笑いを分かってるね(何様)

邦画喜劇は舞台原作が圧倒的に多いから、内容関係なくても演技とか演出に関して映画内でも一言入ってる事が多いんだよね
結構そのいちゃもんというか笑、セリフを楽しみにして見てるみたいなとこあるけど鍵泥棒もしっかりあったね〜なんならそれも1つのテーマだったし、これは内田けんじオリジナルだったからそういう所へのリスペクトを感じた

後個人的に良い映画の条件としてライト層がしっかり楽しめると同時に映画オタクが納得する奥行きも欲しくて、その点で気軽に笑える反面よく見てないと伝わらないメッセージがしっかり込められた作りで好きでした
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