脚本力と芝居力でどこまでも楽しめる
隠れた名作。
メインとなる3人とも達者な俳優陣で
それぞれのキャラクターが持つ愛嬌と苦悩が
ドラマチックに楽しめた。
桜井は金を手にしてもどこまでもダメな奴で
近藤は底辺に陥っても勤勉さで改善しようと努力することができる。
入れ替わっても結局その生活と未来は人次第
という人柄の大切さが
クドくなくオシャレに説かれていた。
三者三様に曲者ではあったものの、
結局全員が亡くなった佳苗の父の遺言通り
大切なものを同じくするラストは痛快。
工藤もめちゃくちゃ怖いんだけど(芝居が凄い)
女性に最後まで惚れていたし、結局愛を信じていないのはあの人だけだったのが最高だった。
全部見終わった後は
タイトルにニコニコしちゃうね。