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ベティ・サイズモアのENDOのレビュー・感想・評価

ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)
4.0
ウェイトレスの仕事、夫の浮気、生活に倦んでいるけど、無意識に表に出さない、抑圧されたドリス・デイ似のゼルウィガーの脳内で再生される「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」!ソープ・オペラの主人公との疑似恋愛。妄想が伝播して、フリーマンがお得意の説得力ある演技で、熱狂的なアイドルの追っかけみたいになってる。夜のグランドキャニオン(観光地)でイメージと踊るフリーマン。息子じゃなくてもドン引き!最後にゼルウィガーを励ます言葉も「男なんていらないよね!」みたいな一方的な発言だが、それが彼女に響くんだからコミュニケーションって面白い。イメージを強化して相手を誤解し続ける登場人物、そのギャップに勝手に失望したりする。ただしイメージが強ければ強いほど、実際の世界に訴えかける力となりうる。行動あるのみ。エッカートが襟足長くてインパクトありました。コメディなのに過剰にゴアな殺され方して戸惑う。面白い!
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