伝説的インデペンデント映画。
日本のインディーズ作品の中でも飛び抜けて異彩を放つイカれたリビドーで出来上がったメタルホラー。
ストーリーなんか無いに等しくて、エゲツナイくらい撮りたい映像と情念だけが渦巻いて爆発して溶けている。
この監督をちゃんと育て御しきれなかった日本映画界は本当に駄目だと思う。
この意味不明なパワーと怒りこそがクリエイティブの根源なのだと言わんばかりに迫ってくる作品が、今の時代は見かけなくなった。
もし漫画「チェンソーマン」が実写化されるなら監督は塚本晋也が良い。日本映画界に異常なパワーを注入できる人はこの人以外はマジで思いつかない。