橋本

鉄男 TETSUOの橋本のレビュー・感想・評価

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)
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4半世紀振りに観ましたが、全く色あせない、桁違いの圧倒的パワー。間違いなく映画史に残る大大大傑作。90年代に入ると、CGの開発に伴い、アナログでの特殊撮影はどんどん減ってしまいますが、その特殊撮影の最終形にして最高峰であり、現在に至るまで、日本のアングラカルチャーの頂点となる作品だと思う。
80年代、メインカルチャーではポップス全盛期ですが、反面サブカルチャーでは、クローネンバーグやサムライミなどの作品が登場し、国内でも本作を始め、東京グランギニョルやアキラなど、同じような世界線の作品が現れる、陰陽2面性がはっきりした、非常に面白い世代。文化的にも経済的にも、こんなにパワーのある時代はもう来ないのかもしれないですね。。
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