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ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのkuのレビュー・感想・評価

3.5
今作は、『ジュラシック・パーク』の2作目です。

内容は、コスタリカの沖合いに浮かぶ離れ小島、ロス・シンコ・ムエルタス。そこは“サイトB”と呼ばれる、<ジュラシック・パーク計画>において恐竜をクローン生産させるための拠点だった。ところがハモンドの会社は倒産寸前で、この危機を救おうと甥のルドローは恐竜を生け捕り、見せ物にする計画を発表する。マルカムはハモンドに探検隊のリーダーを依頼されたが、一度は断った。だが恋人の恐竜学者サラがすでに出発したことを知り、慌てて彼も“サイトB”へ向かうのだが……というもの。

前作では脇役だったマルコムが、今作の主人公となります。マルコムは唯一恐竜の恐ろしさを肌で感じているので、考え方もマトモになっていますが、恋人のサラも含めて、他のキャラの恐竜に対する甘い考え方が露骨に出ていましたね。サラたちが取る行動に、どんだけ危機感が無いのかと思うばかりでした😓

しかし、今作ではちゃんとした調査団がサイトBへ向かうため、前作より恐竜とのバトルシーンが多かったです。前作はどちらかというと逃げる事がメインでしたが、今作の目的はあくまでも捕獲なので、ちゃんとした武器を持って恐竜と対峙します。

また、後半は無人島ではなく、アメリカの街が舞台になります。なぜ、アメリカの街に恐竜が出没したのかは、今作を見てくださいとしか言えませんが、今まではジャングルで逃げ回っていたものが、街中になったことで、一般人にも危機が迫り、恐竜が家のプールで水分補給したり、信号機や車を薙ぎ倒していく所なんかは身近に感じて面白かったです☺️

前作よりスケールアップしている感はありますが、出てくるキャラに対してイライラすることもあるため、あまり感情移入出来なかったのが、今作の弱みなのかなと思います。やっぱり勝手についてきた娘や、研究のために自らやってきた恋人に対しては自業自得としか思えませんでした...。まあ、恐竜のリアルさや舞台のスケールは上がっているので、気になる方はぜひ🤗
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