前作と同じくスピルバーグが撮ったとは思えない仕上がり。原作ベースにした結果とはいえ、キャラクターは余計なことをする人ばかりで印象も薄い。第1作で実質的に途中退場したマルコム博士が活躍すると思いきや、人間性が変わりすぎていて観客の期待を外してくる。物語もちぐはぐでまとまりに欠け、金儲けのために作ったのか…？という結果に。
個人的には凄腕ハンターのローランドは冷静沈着で周囲への気配りもでき、本作で唯一魅力的なキャラだったのでこの人の活躍がもっと見たかった。ラストシーンでテーマ曲をバックにプテラノドンが飛来するカットだけは印象的だが、どうやら次作で活躍するようなので期待。
