いち麦

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのいち麦のレビュー・感想・評価

2.0
劇場ロードショー公開時、当時としては破格の2,000円という特別鑑賞料金に憤慨した記憶がある。野生化して自然繁殖までするようになった恐竜たちがフィールドや都市を席巻し人間たちをこれでもかと言わんばかりに脅かし捲る。恐竜好きにはお馴染みの数種類が新登場するとはいえ押さえどころで活躍するのは前作と同じ数種。結局は恐竜が大暴れするだけの映画…と印象は悪い。約26年振りに見直してみたがやはりそれは変わらない。自然を侮る者どもに相応の天罰が下り、説教臭い台詞が最後を締めるというお決まり展開が今では一層陳腐に映る。 S.スピルバーグのホラー演出も流石にもう飽きてくる。残念ながら前作で存分に味わえた“ワンダー”はない。
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