いち麦さんの映画レビュー・感想・評価

いち麦

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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.0

カスカベ防衛隊ら子供たちだけで挑む学園ミステリーは胡散臭いキャラいっぱいで悩ましい。笑いはほどほどだが、学校での青春Epを愛しむ大人向けのネタの数々や他の4人よりちょっとだけ先の現実が見える大人びた>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

移民系の人々の、世代を越えて受け継がれていく夢々を阻む幾多のアメリカの現実。苦味を吹き飛ばすような溢れんばかりのラテン・ビート楽曲でお腹いっぱいに。ウスナビの愛嬌顔もイイが、ソニーのラップや夕陽背景>>続きを読む

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

4.0

(カリコレ) 貴重な劇場鑑賞。公開当時は革新的な展開に惹かれたが、今見ても殆ど台詞のない光と音だけで感じさせるクライマックスで脳内洪水を起こす。スケール感掴みにくい“オブジェクト”たちは却って効果的>>続きを読む

ディス/コネクト(2012年製作の映画)

5.0

寂しさを紛らすネット・ツールが次第に現実生活を侵蝕していく恐怖。3つのエピソードが並行して緊張感を持続させる辺りが巧い。最後の着地点も良くカタルシスを存分に感じさせてくれた。カイルの台詞が一番ズシン>>続きを読む

ザ・ベイ(2012年製作の映画)

3.0

(カリコレ) 静かな湾岸街を襲った怪惨事を振り返るモキュメンタリー。上映後のイベント予告でネタばらしされていたが作品自体は終盤まで原因について十分惑わせ引っ張る作りで好感持てた。コマ落ち映像演出は見>>続きを読む

ターニング・タイド 希望の海(2013年製作の映画)

5.0

(カリコレ) 黒い波のうねりに大きく揺さぶられる船体とヤンの心。いわゆる海難モノとは一味も二味も違う緊張感。自分の身に降りかかったアクシデントにすら自分で責任を持つ…ヤンの逞しさに男惚れした。
>>続きを読む

薔薇色のブー子(2014年製作の映画)

2.0

ブー子本来の立ち位置である筈の性格ブスがこの程度の毒と壊し方では全然足りずお笑いネタに破壊力がない。後半から話のオチまでもうアチコチが陳腐。アイドル起用が災いし中途半端に終わったファンムービー以上で>>続きを読む

ワイルド・ビル(2011年製作の映画)

5.0

(カリコレ) 出所した父親が二人の息子に認められようと必死に彼なりの健気な姿を見せ、その父性愛がいじらしくさえ見える。父子たちを執拗に闇へ引きずり戻そうとする劣悪環境や疑似家族の束の間の団欒なども見>>続きを読む

サケボム(2013年製作の映画)

5.0

(カリコレ) 昔の恋人に米国まで会いに行くナオトの話だが、十把一絡げに黄色人種として見下されるコンプレックスで相当卑屈な日系人セバスチャンの痛々しい心の叫びに重なっていく。ピンポイントなテーマが直球>>続きを読む

ラストベガス(2013年製作の映画)

5.0

往年の悪ガキ4人組のはしゃぎっぷりが愉快。老いに抗う痛さはなく寧ろレジェンド達の演技で際立つ旧友二人の過去の逸話が胸にきた。パディ主催の豪華なパーティー場面もホノボノ感。期待以上に心温まる爺さん映画>>続きを読む

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

5.0

母親の難病発見から次第に見えてくる父息子たち一人一人が抱えている悩み。ボロや綻び、そして彼らの良さもがジンワリと押し寄せる。原田美枝子のフワフワ感が実にいい。再生の光見えるラストにタイトルがしっくり>>続きを読む

カニバル(2013年製作の映画)

4.0

この殺人鬼にとって女性を“愛する”こととは一体何だったんだろうか。狩り肉を食らうこととの間には性愛と自慰ほどの乖離を感じた。クライマックスまで彼に語らせ過ぎぬ描写、遠くに小さく人物を収めた長いショッ>>続きを読む

野のなななのか(2014年製作の映画)

4.0

四十九日まで生者と死者がともに過ごす時空を自然に感じられた。輪廻転生。独特の背景の動かし方、極端に台詞の間を切り詰めた演出がまるで御伽噺の様だ。人としての思いの普遍性が登場人物たちを繋ぎ観客に強く語>>続きを読む

コンスピレーター 謀略 極限探偵A+(2013年製作の映画)

3.0

探偵チェンがいよいよ30年前の両親殺害事件の解明に迫るシリーズ第3作目。核心への運びが見通し悪くもどかしい。軽い笑いも今一つ乗れず。ただ終極のアクション生かす映像・音楽の演出には痺れた。

整形外科医(2013年製作の映画)

3.0

妻の浮気の目撃がきっかけで狂った真の姿を露わにしだすサイコパスの年配開業医。良くある陳腐なストーリーを振り返れば結構無茶苦茶な展開と結末。整形外科らしいグロさエロさが見所でマンマと最後まで乗せられた>>続きを読む

ミスターGO!(2013年製作の映画)

5.0

吹替。ゴリラが野球するなんて荒唐無稽な話をよくぞここまでエンタメ作に纏め上げたもんだ。擬人化せずあくまで調教した野生動物の体…初めは馴染めない、がこれが終盤に見事に効を奏す怒涛のクライマックスとアク>>続きを読む

ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

5.0

(カリコレ) ネットの虚像性もさらりと絡めながら、感受性の鋭い若者の危うさ脆さを青年自身の瑞々しい視点から描く。浅い解釈で満足する大人世代をせせら笑うようなラストショットが揺さぶる…最後まで引き込ま>>続きを読む

ニューヨーク 冬物語(2014年製作の映画)

3.0

R.クロウやJ.コネリーら名優陣の演技が目を引く。冬景色に拘り高音ピアノが揺さぶる音楽も快かった。果てしなく繋がる時空のいつかどこかで誰かの愛が命を救ってる…何となく宗教色の滲むメッセージには戸惑っ>>続きを読む

これからの人生(2020年製作の映画)

5.0

ソフィア・ローレン演じる老齢者ローザの出自と現在の博愛ぶり・心身の病に複雑な経緯が窺われる深み。セネガル生まれの孤児で非行少年のモモがローザや彼女の周囲の人々の愛で、みるみる変わっていくのには心打た>>続きを読む

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)

4.0

奢り行き詰まった手品師がもう一度自分の原点を見つめ直すイイ話。前半のS.カレルの嫌味な演技、若い頃を演じるブシェミのマスクがマッツを彷彿させるほど爽やかなのがツボ。もはやマジックとは言えない悪趣味パ>>続きを読む

ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

4.0

(恵比寿ガーデンシネマ・オープニング上映)
黄金色の草原と青空の対比やメルヘンの様な屋敷は美しいが…言葉で綴られるローズとディケンズの見ている夢想の世界と現実世界の映像のギャップ。二人の語るファンタ
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惨殺のサイケデリア(2013年製作の映画)

3.0

これも高機能自閉症モノにカテゴライズされるだろうが日本や欧米じゃこんな風に180°ベクトル反転させて作れまい…チャレンジ。釈然としない点が多く残ったし、この物語にしてはゴア描写が余りに貧弱だったのは>>続きを読む

ワイルド・ルーザー(2013年製作の映画)

2.0

元レーサーが婚約者フって新しい女に乗り換える。イケメン君なA.ゴンサレスが呆気に取られるほどムチャクチャな展開を次々とやってのける。かといってカー・アクションに迫力ある訳でもなく…。もう笑うしかない>>続きを読む

狼が羊に恋をするとき(2012年製作の映画)

3.0

(カリコレ) 自分の笑いのツボとは微妙にズレていてコメディとしては今一つ。それに良くある失恋から始まる青春ラブストーリーの展開で乗り切れず。でも粋な演出がニクいほど決まっていて瑞々しい感性は感じた。

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

(カリコレ) ダークなキャラや醶いショットが魅力のSF大作。惑星アラキスを舞台にクリーチャーも登場し息子ポールの活躍する後半からが俄然面白い。流石に今では飛行シーン等見劣りするが小モノ等のデザインは>>続きを読む

ブーメランファミリー(2013年製作の映画)

5.0

(カリコレ) ユン・ジェムン演じる兄ハンモに大いに笑わされ泣かされた。序盤コメディで掴み、最後は胸にジワッと来る兄弟愛&家族愛で〆。派手な展開はないが丁寧な描写でじっくり見せてくれた…心熱くなるドラ>>続きを読む

ラスト・ワールド(2013年製作の映画)

4.0

(カリコレ) 生徒と教師が繰り返す終末サバイバル思考実験。台詞優位な芝居っぽさや青臭い優等生臭もあるが非常に良くできたシナリオで意外性のある展開…人間ドラマもさらりと織り込んである。異彩放つ魅力に惹>>続きを読む

メトロ42(2012年製作の映画)

5.0

(カリコレ) 地下鉄道水没の大災害に娘と妻の浮気相手共々巻き込まれた、ちょっと気の弱い実直な医師。突っ込みどころもままあるがロシア流独特の演出とシツコくこってりした人間ドラマ部分が楽しく最後までどっ>>続きを読む

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

5.0

金銭感覚が次第に麻痺しながらズルズルと蟻地獄の巣に落ちてもがく貧困層の若者達…薄ら寒い光景。底では命の切れ端までキッチリ値踏みするウシジマが待ち構え。2作目ながら期待を上回るエンタメ度に大満足。

シークレット・チルドレン(2014年製作の映画)

1.0

何が描きたかったのか牽引力が感じられぬ単純な物語、堂々巡りしてるような順悪さと無駄の目立つプロット、有り得ぬほど嘘っぽい会話、演技も不自然で目を反らしたくなる。掬えるところが見いだせずゴメンナサイ。

(2013年製作の映画)

4.0

数十年前に世界中が騒然となったあの病気・食物ネタで妙な説得力あるホラー。厳かな食卓や川縁の描写が恐怖を湛え面白い。狂気に満ちたクライマックスも見応えあった。事の発端が物足りなく、書物を使った母親怪死>>続きを読む

K2 初登頂の真実(2012年製作の映画)

2.0

世界一、世界初の業績を競い争う仕事をしている人達には余りに“有りがち”な身近なエピソードだろう。演出もインパクト弱い。それ以上にロケ地やまだまだ俊敏な動きの嘘っぽさ。素人目にも優し過ぎる自然の景観は>>続きを読む

冷血のレクイエム 極限探偵B+(2011年製作の映画)

3.0

両親の謎を抱えたタム探偵活躍シリーズ2作目。タイの中華街に流れるチャチャチャのリズム。不可解な連続殺人犯の深層心理に迫るも説得力の薄い推理が展開。ただ緊張感溢れる映像は素晴らしく十分楽しめた。

ひなぎく(1966年製作の映画)

2.0

男共を食い物にしてる姉妹の茶目っ気ぶりをポップな感覚で魅せる。字幕翻訳では世相への皮肉や暗喩まで汲み取れず。シンメトリックな構図、色彩美の見せどころな筈の食卓など、映像美への関心も湧いたがフィルムの>>続きを読む

プロジェクト(1981年製作の映画)

3.0

チェコアニメ巨匠イジー・バルタの初期短編3本特集。
製図にリアル音響を重ねて集合団地建設を描くアイデアが面白い。

ディスクジョッキー(1980年製作の映画)

3.0

チェコアニメ巨匠イジー・バルタの初期短編3本特集。
一貫して円形モチーフで描き切ったアイデアが面白い。

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