かわぐ

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのかわぐのレビュー・感想・評価

2.0
主人公一団の考えが狂気。恐竜を捕まえようとする奴は殺してもいい。さらに自分たちを襲ってくる恐竜たちを殺すのも仕方ない。
ティラノサウルスに襲われているところを助けて貰ったインジェン社に悪態をついた挙句武器を隠す始末。恩を仇で返すどころの騒ぎではない。しかもそのせいでハンターの仲間は死に至る。人の足を引っ張るだけ引っ張っといて最後にティラノサウルス眠らせたくらいでドヤ顔してるんじゃねぇよ!主人公側の行動原理が全くの感覚論であり、しっかりと準備してきたインジェン社より正しいと妄想しているだけにしか見えない。インジェン社だけならここまでの惨事にならなかったことだろう。
その感情が付きまとってまともに観れない。観れるとしたら宙吊りのバスから落ちたと思ったらガラスで助かる演出とロープに捕まった瞬間バスが崖から落ちるところくらい。パニック映画っぽい演出だった。
色褪せぬ名作となった前作と同じ「人間が命を作ったら痛い目みますよ」ってテーマなのにどうしてこんなことになってしまったのだろうか。誠に残念である。
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