ナンプラー

エスターのナンプラーのネタバレレビュー・内容・結末

エスター(2009年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

この映画のDVDレンタルが開始された頃、作品に対して興味を抱いていたのですが、当時の同級生に“エスターの正体”という盛大なネタバレを食らいました。

あれから10年くらい……それでも気にはなっていたので、この映画を観る事に。

にしてもエスターの不気味さがすごい。既に正体を知っているから初登場時からもはや少女には見えない。加えてこれを演じているのが当時12歳のイザベル・ファーマンというのがまたすごい。メイクと佇まいでここまで変化するのか。

マックスを演じるのが当時8歳で役と同じく生まれつき難聴を患っているアリアーナ・エンジニア。この子の演技もすごいと思いました。天使。

エスターの部屋と、エスターの脳内を具現化したようなエンドロールも脳裏に焼き付きました。

ネタバレしててもとても面白かったです。「ローズマリーの赤ちゃん」や「ゴーストハウス」のように“頼るべき人間が理解してくれない孤立もののホラー作品”としても見ごたえがありました。

にしても万力のシーンは本当怖い。ここまでやるエスターの執念と徹底ぶり、そしてそんな彼女を突き動かす熱い衝動がもう……。
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