このレビューはネタバレを含みます
この映画のDVDレンタルが開始された頃、作品に対して興味を抱いていたのですが、当時の同級生に“エスターの正体”という盛大なネタバレを食らいました。
あれから10年くらい……それでも気にはなっていたので、この映画を観る事に。
にしてもエスターの不気味さがすごい。既に正体を知っているから初登場時からもはや少女には見えない。加えてこれを演じているのが当時12歳のイザベル・ファーマンというのがまたすごい。メイクと佇まいでここまで変化するのか。
マックスを演じるのが当時8歳で役と同じく生まれつき難聴を患っているアリアーナ・エンジニア。この子の演技もすごいと思いました。天使。
エスターの部屋と、エスターの脳内を具現化したようなエンドロールも脳裏に焼き付きました。
ネタバレしててもとても面白かったです。「ローズマリーの赤ちゃん」や「ゴーストハウス」のように“頼るべき人間が理解してくれない孤立もののホラー作品”としても見ごたえがありました。
にしても万力のシーンは本当怖い。ここまでやるエスターの執念と徹底ぶり、そしてそんな彼女を突き動かす熱い衝動がもう……。