孤児のエスターを養女にしたケイト夫妻。
そのときから不可解な事件が続発し家族もバラバラになっていく。
次第に犯行をエスカレートさせていくエスターとは一体何者なのか?その一撃必殺のアイディアが勝負の映画なのだが、それがうまくハマりクライマックスには説得力があった。
母親のケイトは元アルコール依存症という病歴ゆえエスターの異常さにいち早く気づくのだが、誰も子どものエスターを信じてケイトの言うことを聞こうとしないことに観ていてヤキモキする。
エスターの異常な行動はエスカレートしていき、痛い描写の連続に目をそらしてしまった。
子どもは無垢で善という先入観を逆手に取った映画としては『オーメン』を思い出すが、エスターは自ら手を下している時点でダミアン超え。
やはりエスターは何者なのか?が一番の焦点となるのだが、その正体には驚愕。逆にそのアイディアの一点突破の映画とも言える。
残酷描写苦手の人は鑑賞注意。
考えすぎだが、エスター役のイザベル・ファーマンのトラウマになってしまったのではないかと心配になるほどのグロ映画。(そんなことはないようですけど)