3人目の子どもジェシカを死産した母親のケイトはどうしても諦めが付かずジェシカに与えられなかった愛情を養子に注ぐという名目でエスターを迎え入れた。
明晰で誰からも愛されるように振る舞うエスターは父親のジョンから愛情を受け、耳の聴こえない娘のマックスとも打ち解け穏やかな日々を送るが、息子ダニエルの陰口や学校でのトラブル等でエスターは次第にケイトと対立することが増えてゆく。
その度にエスターはジョンの元へ縋りに行き夫婦喧嘩の引き金となってゆく。
その一方でエスターは自身の秘密を知るシスターを殺害それをマックスに告げ口したら殺すと脅すようになる。ダニエルも同様に。
本作は登場人物1人1人役割がしっかり振られどの登場人物も全てがそのシーンの重要なものに当てはまるといった出来。
エスターの独特な世界観や過去が作り込まれていて素晴らしい作品でした。
