ジョジー

エスターのジョジーのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.0
エスターが登場する前のシーンからもうホラーで怖すぎ… ヴェラ・ファーミガ演じる母ケイトの悪夢だったとしても目を覆いたくなります。
悲劇から立ち直るために迎えた少女エスター。あんなに良くしてくれる養父母なのにと腹立たしくなることしばしば。
でも物語が進むと腹立ちだけでは済まない空恐ろしい子なんだと分かってきます。いつでもどこでもエスターの視線を感じてしまうような演出が上手いのか、終始どきどきはらはらして観てました。
兄と妹も彼女を前にすると蛇に睨まれたカエル。鳩のシーンでもう告げ口ものだけど、親に何も言えなくしてしまうぐらい、そこからどんどんエスカレートしていくし。
ずる賢く味方を増やし、母ケイトを追い込んでいくのは何故なのか? 終盤に明らかになるエスターの正体に愕然としてからの展開が怖すぎ!
まだ、終わってない気がしてならないです。感想が「怖い」だらけになったけど、惹きつけられる作品ではありました。

ヴェラ・ファーミガの慈愛に満ちた母もいいし、アルコール依存や過去のトラウマ、そしてエスターへの不信感を募らせていくところも良かった。ピーター・サースガードは何故かいつも胡散臭い役が多い気がするな。今回は鈍感な夫、妻を信じろってなったわ!
エスター役の子の迫力ある演技に圧倒されたし、兄妹役の子たちも鬼気迫る演技が素晴らしかったです。
ジョジー

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