kentarism

愛の奇跡/ア・チャイルド・イズ・ウェイティングのkentarismのレビュー・感想・評価

3.8
・トータルで見るとウェットな質感になっているのが編集権を奪われたのを示しているなぁと。ただところどころにカサヴェテスの形跡が。それを打ち消そうと頑張る甘い劇伴。

・ジュディ・ガーランド末期の作品。精彩に欠く演技。あのキャラもなぜ採用されたか説得力がない。忖度めいたソフトフォーカスに浮世離れを感じる。この映画では異様に気になった。キリッとシャープな画質でジーナ・ローランズが映ってたからだろうか。

・ポール・ステュアート演じるグッドマンの我々だってその程度だろうというセリフがずっと印象に残ってる。自分の中に貴賤意識があるということ。
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