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愛の奇跡/ア・チャイルド・イズ・ウェイティングのlemmonのレビュー・感想・評価

4.4
控えめながらじんわりくる。
ほんの少しだけ、ささやかな奇跡はあったのかも。奇跡、、、と言うよりも、ほんの少しだけ、どの登場人物にも生きていくための光が見えた気がする。それかそう自分が思いたいだけか。


障害を持つ子供達。その家族。
現実を突きつけられ、やり場のない気持ちになるシーンも多々ある。
周りの大人たちも、正解のない問題に、もがき苦しむ。

そんなあまかないんだろうが、どんな人であれ、生きていく場所は、心地よい方が良い。
どうして普通が良いのか。ランカスターとガーランドの対立の中にある奥深い課題に、ない頭振り絞って、いろいろと考えさせられた。



イヤな場面もあったが、真正面から役に向かっていたバートランカスターに敬意。
あとはジュディガーランド。この人本当に上手い。上手いと言うか、もう溶け込み方に不自然さがない。何気ないシーンにこそ、といつも思うが、本作でも本当にそう感じた。と言うか、観終わって「ジュディガーランドが出演してたから観たんだ!」と思い出したくらい。


観てよかった。
ガーランドとランカスターの共演作!😆
とか、テンション上げてみるもんじゃなかったな。
もう参りました。


スタンリークレイマー製作。
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