サーフ

パニック・ルームのサーフのレビュー・感想・評価

パニック・ルーム(2002年製作の映画)
3.9
「パニックルーム」という隔離された一室に籠城して室外にいる強盗との対峙を描いたストーリー。

この映画、隔離された部屋の自分達と室外の強盗という構成上、物語の盛り上げ方としては「いかにして主人公達を外に出すか」にかかってくる。
その辺もこの映画、登場人物の体質上どうしても外に出る必要性があるので見所はしっかり作っている。

また、強盗側の人物造形も3人の内1人が「根っからの悪、サイコパス」、1人が「良心はしっかり残っている、ある種主人公達と強盗側をつなぐ人物」、もう1人が「無能」と役割を分けて描いているため没個性に陥っておらずにストーリーが進んでいく印象。

主人公の行動が深く考えずに感情優先になっていてみていて疑問に感じる部分があったり、序盤の展開があんまり面白く無かったり、そもそも個性はあるが強盗側の立ち位置がなんか微妙だったりするが
ハラハラドキドキ具合はかなり高い。

後、見ていて演出が「ファイトクラブっぽいな」と思っていたらおんなじ監督の作品でした。
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